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踊る!ディスコ室町のギター

音楽

木屋町日記

◯2024/03/18 木屋町のライブハウスで先輩ミュージシャンのライブがあって、ゲストに岡田拓郎氏を呼んでいるというので見に行った。最近話題の柴田聡子のニューアルバムでサウンドプロデュースを手掛けている気鋭のギタリストである。会場には開演ギリギリに…

ハモリは分身した人格

aikoの『花火』を聴いていると*1、サビの歌メロについているハモリが下にしかないんだなーと思った。歌いだしからずっとプレーンなボーカルが続いて、サビだけ下ハモリがついている。上ハモリがつくよりも冷静な感じがするし、なにか諦念みたいなものも感じ…

Ditto

www.youtube.comwww.youtube.com 前のエントリでNewJeans『OMG』のミュージックビデオがすごい、これは爆笑しながら作ったにちがいない! とか書いていたけど、そのひとつ前にリリースされていた『Ditto』のMVもすごかった。学校が舞台になっているやつ。sid…

爆笑制作物と労働成果物2

www.youtube.com前に「爆笑制作物と労働成果物」というタイトルでブログを書いたけど、今日NewJeansのMV(『OMG』)を見ていたら、これは爆笑しながら作ったんじゃないかと思った。映像がちゃんとおもしろくてびっくりする。ていうかドラマパートも日本語字…

七尾旅人『Long Voyage』リリースツアーを見た

開場BGMが波の音。 アルバム『Long Voyage』の再現公演ということで、曲順通りに。コロナ禍にいろんな人と出会いながら作ったという曲からはドキッさせる歌詞が続く。「仕事は飛んでしまったけど 密室のなか船旅は続く」「ダイヤモンドプリンセス」「悪いニ…

幽体ズ

幽体コミュニケーションズの『巡礼する季語』、これが名盤で毎日聴いてしまう。payaくんが書いてるんだろうか、詞がめちゃくちゃすごくて、身体的な活動に新しい解釈が与えられるような、そういうパワーのある言葉が編まれている。サウンドも凝っていて、い…

同じ名前の人

2016年だったと思うけど、シナロケと対バンする機会があった。梅田クラブクアトロ。なんでそんなブッキングだったのかわからないけど、まあそういうこともあった。対バンといっても楽屋も別だし、挨拶をしたりするタイミングも特にない。そう思っているうち…

ベースってどこにいるのか

私の経験上の感想ですが、海外のエンジニアはキックの下にベースを置く傾向があり、国内のエンジニアはキックをいちばん下に置く傾向があるなと。— 岸田繁 Shigeru Kishida (@Kishida_Qrl) 2023年1月1日 キックの下にベースを置くと、腰が低くなるというか、…

クライマーみたいな腕と恐竜みたいなパーカッション

きのう木屋町のアバンギルドというところで、折坂悠太(重奏)のライブをみた。重奏バンドでパーカッションを叩いている宮坂くんの友達と一緒に行ったので、開演前に彼の学生時代の話とかを聞いたりしていた。だからライブ中も、自然と彼の演奏に注目して見…

「スイートピー」がどんな花かわかると『赤いスイートピー』の歌詞がわかる

www.youtube.com『赤いスイートピー』は松田聖子の代表曲(1982年発売の8枚目のシングル)であり、作詞:松本隆、作曲:呉田軽穂(ユーミンのペンネーム)の名曲である。奥手な相手に向けた「知り合った日から半年過ぎても あなたって手も握らない」という歌…

磔磔で柴田聡子 in FIRE を見た

それまで全く聴いたことがなかったのけど、『雑感』という曲がめちゃくちゃ良くてそれ以来めっちゃ聴いてる柴田聡子。この曲がめっちゃ良いなと思ったのは、2020年から(もう2年!!)やっぱりわれわれ大変やったよな、しんどかったよな、辛かったよな、とい…

爆笑制作物と労働成果物

山Pこと山下智久の5thシングル『愛、テキサス』(2012)のライブ映像がおもしろすぎて何度も見ているうち、この曲は爆笑しながら作ったんだろうな〜〜と羨ましくなった。だって、バンドやってたら(この曲の作詞は「ティカ・α」こと やくしまるえつこ、作曲…

Clubhouseで音声・音楽配信するならインターフェースは iRig 2

例にもれず、Clubhouseに入り浸ってしまっております。 日夜狂ったように色んなトークが繰り広げられているとともに、いろんな企画が検討されたり、さらにはそのために必要な機材の検証ルームが立ち上がっておりますね。 ・・・・・・・ わたくしはバンドを…

いい日に生きて、あの感じになろうね(配信ライブ「LIVEWIRE」/ 中村佳穂)

今となっては思い出すだけでも一苦労だが、遠い昔、人々は生演奏の音楽で公演を行い、大勢の観客がそれを見て楽しんでいた。 と、仰々しく書いてみても全然冗談に聞こえないくらいには変わってしまった音楽業界だが、新型ウイルスが世の中を変えてしまう直前…

つつみ込むように・・・(MISIA)に72回登場するビブラスラップを聴こう

MISIAの大名曲、「つつみ込むように・・・」。 みなさんご存知でしょうか。1998年発売のヒット曲で、2018年末の紅白歌合戦でも紅組のトリ前で披露され、年末の大団円を感じさせてくれたあの曲です。 僕も好きでよく聴いていますが、1つだけ、気になってしょ…

Sai no Kawara / crystal-z

「曲を聴いてほしい」というメッセージを頂きまして、聴いたんですが、最後に衝撃の展開が。いただいたメッセージから察するに実体験のようなんですが、「えっ、あの人?」と思わず声が出てしまいました。⁰とりあえず、コメ欄読まないで最後まで聴いてほしい…

リズムから考えるJ-POP史(imdkm)

リズムから考えるJ-POP史 作者:imdkm 発売日: 2019/10/03 メディア: 単行本(ソフトカバー) 読み終わって、もう何年もファンクバンドやってるのにリズムに対して無頓着すぎる自分に気づいて反省した。 紙媒体でリズムを解説するのってかなり難しいような気…

小沢健二の帰還(宇野維正)

小沢健二の帰還 作者:宇野 維正 発売日: 2017/11/29 メディア: 単行本 表舞台での目立った活動が無く「空白期間」と言われている時期が実は”空白”なんかじゃないことや、「うさぎ!」を始めとする文章、インタビュー・TV出演の発言が丁寧にまとめられている…

小沢健二「彗星」の"強張り"(三原勇希×田中宗一郎 POP LIFE: The Podcast #035 一部書き起こし)

“彗星”冒頭の「そして時は2020/全力疾走してきたよね」という部分のフロウとデリバリーがあまりに不自然かつ強張っているのがあまりに不可解かつ怖くて、彼のアルバムはまだ聴いてません。むしろ柴くんが彼を取材したことについての維正ちゃんの所感が聞き…

インターネットから消えたJohn Gastro

料理を作るみたいに音楽が作れたらいいなとずっと思ってる。 https://t.co/vsAxU2fdWA — John Gastro (@john_gastro) October 15, 2018 John Gastro氏がインターネット上から姿を消して1年半が経過した。 John Gastroは、宅録のオリジナル楽曲やカバーをイン…