本
今週からまたスマホの電源を切って生活していて、今のところかなり調子がいい。秋ごろにもスマホ電源オフ生活を試していてそのときも調子がよかったのだが、インフルエンザにかかったり寒さに震えたりしているうちにまたスマホ中毒患者に戻ってしまっていた…
non117.com 買ってきてテーブルに置いといたら帯がうざったく見えてきた。 帯は広告なのだ。本屋の数万冊の本のなかから「我を買え」とアピールするための広告。本来の装丁を台無しにしてくれる。 買ってしまったら帯はもういらない。広告は役目を終えている…
もう最近は読む本読む本おもしろくてしょうがない。とりあえず直近1週間はこの3冊。 ◯言葉と生きる日記(多和田葉子) 古賀及子さんの選書フェアで出会って即買いしたら名著だった。 「早起きは三文の『得』ではなく『徳』」「ドイツ語では『すべる』が縁起…
このシリーズ忘れているわけじゃないんだけど、書くのにちょっと気合が必要なのでなかなか大変だ。最近はわりとおもしろい本を読めていて楽しい。 ◯日本のクラシック音楽は歪んでいる(森本恭正) チェンマイに行く飛行機で読んだら、めちゃくちゃおもしろく…
「今週読んだ本」で1年間毎週ブログを書いてみようと思って12月から始めていたけど、年末年始でバタバタしてたらいきなりストップしてしまっていた。大変な週はスキップしてもいいことにして続けたい。改めて年末以降に読んだ本を振り返ってみたら、海外の生…
原稿を書くとき、直前にどんな本を読んでいたかによって自分の文章のテイストが変わることに気がついた。文体がインストールされるのだ。むずかしい本を読んでいたら小難しい感じになりがちだし、軽めの文体のエッセイを読んでおくと楽しい雰囲気になりやす…
文字起こし・編集で参加したZINEが出ますのでお知らせです!発売は12月18日(月)。Webショップでは最速でゲットできる予約販売期間を12月15日(金)まで設けています。 一般発売後は独立系書店などでも順次取り扱っていただく予定。『Call If You Need Me: …
今週は記事の締め切りがあったりZINEの発売に向けた作業があったりして、小忙しく過ごしていた。しかし合間に本も読んでいる。読まないとやってられないよ! ◯わしらは怪しい雑魚釣り隊 サバダバ サバダバ篇(椎名誠) 釣り雑誌に連載されていたエッセイを集…
電車に乗っているあいだによく本を読むが、それ用に持っていく本を選ぶのは意外と難しい。ガタゴト揺れたりするのであんまり難しい本だとうまく読み進めていくことができないし、長編だとコマギレに読んでいくのがもどかしかったりする。最近電車では椎名誠…
久しぶりに椎名誠を読んですっかりハマってしまっている。おもしろくてすぐに読み終わってしまうので、飽きるまでもっと読みまくりたいと思ってメルカリで「椎名誠 69冊セット」というのを買った。椎名誠の妻の渡辺一枝さんという方も旅行記などを出版してい…
www.heibonsha.co.jp 極地登山に行く予定は今のところないけど、モンゴル旅行の参考になるような気がして買った。冬のモンゴルに行ってみたいと思っているので、防寒着の知識はけっこう役立つかもしれない。 サラッと登場した「Pole to poleというプロジェク…
最近あまりおもしろい本に出会えていなくて困っていたが、久しぶりに椎名誠を読んだらハマってしまってグイグイ読んでいる。家にあった『シベリア追跡』『本などいらない草原ぐらし』、きのう届いた『草の海 モンゴル奥地への旅』まで連続で読んで、いま読ん…
水野しずの新刊『親切人間論』*1を読んでこれが大変におもしろかったんだけど、各文にギャグ・ユーモアが細かく配置されまくっていて、だんだん単純におもしろがるというよりは、そのサービス精神におそれを感じながら読んでしまうほどだった。たとえば以下…
bookclub.kodansha.co.jp上司に勧められて読んだらめっちゃおもしろかった。自分が大学生になって京都にやってきたときのことを思い出したし、いつか京都を去る日のことや、その後しばらくしてからまた戻ってくる日のことを想像したりした。大学生のころ、僕…
つぶあん / こしあん 論争みたいなものがある。どっちが好きとかそういうやつ。近くで議論がはじまるたび、みんな熱心に話しているなーと思うけど、あんまり理解できなくて、わたしのスタンスはずっと「どうでもいい」だった。そもそも、あんパンとか大福と…
執筆する時間帯として理想的なのは、朝起きてから3時間まで。前日の飲酒はなし! (サバイバル登山家・服部文祥氏) 10月10日、「国際芸術祭あいち 2022」(「あいちトリエンナーレ」が名称変更したものですね)に登山家の服部文祥と石川竜一が選ばれていて…
「その人にエサあげるの?」 と言ってきて、なんかその晩の島田は調子がよかった。 保坂和志『プレーンソング』(新潮文庫)P177 『ライティングの哲学』で触れられていたんだったか、千葉雅也が言及していたんだったか、とにかく少し前に『書きあぐねている…
ライブのついでにシモキタの文化レベルをお手並み拝見、と思って本屋B&Bに行くと、興味のある本が目に入りすぎてびっくりした。無数にある本を限られた空間に並べる、選書という行為の尊さを感じる。同じ本が京都の本屋にもあるのかもしれないが、ヤバい本を…
ja.wikipedia.org 『禅とオートバイ修理技術』という本を読んだら、不思議な読書体験となった。不思議だったのは、自分の経験や読んできた本の知識が総動員されるようなところ。自分は偶然にも扱われているテーマを身近に感じることができたけど、そうでない…
2021年は本をめちゃくちゃ読んだ。読書メーターに登録した冊数で89冊。4月か5月くらいに「この調子で年間100冊を目指そう」と思ってモリモリ読んだけど、結局100冊には届かなかった。今はいいとこ取りで100冊/年を目指しているところ。もともと本を読むのは…
「自分が見ている世界は、他の誰かにとっても同じように見えているのか」。多くの人が子供時代に考えるように、僕もこのことをよく考えていた。自分が「赤」「青」と思って見ているこの色は、あの子にも同じように見えているんだろうか?普通ですね。でも気…
bookmeter.com 6、7月はだいたい10冊ずつ読んでいて、このままいけば2021年は年間100冊ペースだ。 もともと本は読むほうだったと思うけど、最近はいろんな不安(パンデミック、転職、引っ越し…)から逃げるように読んでいる気もして、ちょっと不健康でもある…
やっとの思いで仕事を納めたかと思ったら、もうサンガニチも終わりである。あけましておめでとうございます。 年末年始は、なんやかんや思うところもありながらだったけど、結局は大阪の実家に帰った。 15歳になった柴犬がボケてしまって夜鳴き・粗相が大変…
京都のギリギリ駐車コレクションという記事でエントリーしていたデイリーポータルZ新人賞で、なんと記事部門の最優秀賞をいただいた。 dailyportalz.jp 新人賞の存在を知ったとき、ネタとしてすぐに思いついたのが京都の駐車事情について。しかしアイデアは…
健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて 作者:熊代 亨 発売日: 2020/06/17 メディア: 単行本(ソフトカバー) 本書では、高度な秩序が行き届いて”清潔になった”街として東京が語られているが、この話題から僕が連想するのは大阪・天王寺の…
いますぐ書け、の文章法 (ちくま新書) 作者:堀井 憲一郎 発売日: 2011/09/05 メディア: 新書 2020年に入ってから気まぐれに書き始めたこのブログだが、コロナ禍のステイホームも相まって、今ではわりと生活の中心に近い部分を占めるようになった。 以前にも…
表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬 作者:若林 正恭 発売日: 2017/07/14 メディア: 単行本 僕は結構熱心なリトルトゥース*1で、若林が書いたエッセイも2冊読んでいたが、キューバ旅行について書かれた本書はなんとなく後回しになっていた。 しかし読…
リズムから考えるJ-POP史 作者:imdkm 発売日: 2019/10/03 メディア: 単行本(ソフトカバー) 読み終わって、もう何年もファンクバンドやってるのにリズムに対して無頓着すぎる自分に気づいて反省した。 紙媒体でリズムを解説するのってかなり難しいような気…
記憶する体 作者:伊藤 亜紗 発売日: 2019/09/18 メディア: 単行本 誰もが自分だけの体のルールをもっている。階段の下り方、痛みとのつきあい方……。「その人のその体らしさ」は、どのようにして育まれるのか。経験と記憶は私たちをどう変えていくのだろう。…
緊急事態宣言下のゴールデンウィーク、大阪に住んでいる彼女が本を読みたいと言うので何冊かピックアップして送ると、お返しに!と本を送り返してくれた。 レターパックを開封してみると、なにやら本以外のものも入っている…と思ったが、よく見ると城崎の出…