songdelay

踊る!ディスコ室町のギター

路上観察は子供の目(路上観察学入門 / 赤瀬川原平・藤森照信・南伸坊 編)

京都のギリギリ駐車コレクションという記事でエントリーしていたデイリーポータルZ新人賞で、なんと記事部門の最優秀賞をいただいた。 dailyportalz.jp 新人賞の存在を知ったとき、ネタとしてすぐに思いついたのが京都の駐車事情について。しかしアイデアは…

健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて(熊代亨)

健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて 作者:熊代 亨 発売日: 2020/06/17 メディア: 単行本(ソフトカバー) 本書では、高度な秩序が行き届いて”清潔になった”街として東京が語られているが、この話題から僕が連想するのは大阪・天王寺の…

いますぐ書け、の文章法(堀井憲一郎)

いますぐ書け、の文章法 (ちくま新書) 作者:堀井 憲一郎 発売日: 2011/09/05 メディア: 新書 2020年に入ってから気まぐれに書き始めたこのブログだが、コロナ禍のステイホームも相まって、今ではわりと生活の中心に近い部分を占めるようになった。 以前にも…

表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬(若林正恭)

表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬 作者:若林 正恭 発売日: 2017/07/14 メディア: 単行本 僕は結構熱心なリトルトゥース*1で、若林が書いたエッセイも2冊読んでいたが、キューバ旅行について書かれた本書はなんとなく後回しになっていた。 しかし読…

リズムから考えるJ-POP史(imdkm)

リズムから考えるJ-POP史 作者:imdkm 発売日: 2019/10/03 メディア: 単行本(ソフトカバー) 読み終わって、もう何年もファンクバンドやってるのにリズムに対して無頓着すぎる自分に気づいて反省した。 紙媒体でリズムを解説するのってかなり難しいような気…

記憶する体(伊藤亜紗)

記憶する体 作者:伊藤 亜紗 発売日: 2019/09/18 メディア: 単行本 誰もが自分だけの体のルールをもっている。階段の下り方、痛みとのつきあい方……。「その人のその体らしさ」は、どのようにして育まれるのか。経験と記憶は私たちをどう変えていくのだろう。…

城の崎にて、注釈・城の崎にて、城崎にかえる、城崎裁判(本と温泉)

緊急事態宣言下のゴールデンウィーク、大阪に住んでいる彼女が本を読みたいと言うので何冊かピックアップして送ると、お返しに!と本を送り返してくれた。 レターパックを開封してみると、なにやら本以外のものも入っている…と思ったが、よく見ると城崎の出…

僕の人生には事件が起きない(岩井勇気)

僕の人生には事件が起きない 作者:岩井勇気 発売日: 2019/11/15 メディア: Kindle版 エピソードのほとんどは「ハライチのターン!」のトークゾーンで聴いたことがあるもので、ラジオのトーンを思い出しながら読んだ。 社会の”ふつう”に対して不機嫌に斬り込…

うたうおばけ(くどうれいん)

うたうおばけ 作者:くどうれいん 発売日: 2020/04/29 メディア: 単行本(ソフトカバー) 「わたしを空腹にしないほうがいい」を読み終わったあと、よし、と一呼吸置いてから一気に読んだ。 やっぱりめっちゃ良い。 僕はエッセイが好きだ。高校2年のとき、国…

わたしを空腹にしないほうがいい(くどうれいん)

”モリオカが生んだアンファン・テリブル”(版元HPの紹介文より)こと、くどうれいんのエッセイ。 John Gastro氏がTwitterで紹介しているのを見て気になっていたけど、どこで買えばいいのかわからないままになってしまったのだった。2〜3年前のことだと思うけ…

小沢健二の帰還(宇野維正)

小沢健二の帰還 作者:宇野 維正 発売日: 2017/11/29 メディア: 単行本 表舞台での目立った活動が無く「空白期間」と言われている時期が実は”空白”なんかじゃないことや、「うさぎ!」を始めとする文章、インタビュー・TV出演の発言が丁寧にまとめられている…

マンションは日本人を幸せにするか(榊淳司)

マンションは日本人を幸せにするか (集英社新書) 作者:榊 淳司 発売日: 2017/04/14 メディア: 新書 本書タイトルの「マンションは日本人を幸せにするか」について、筆者は「イエス」と答えている。「イエスであらねばならない」「イエスであり続けなければな…

くたばれインターネット(ジャレット・コベック)

くたばれインターネット (ele-king books) 作者:ジャレット コベック 発売日: 2019/11/29 メディア: 単行本(ソフトカバー) 全ページの全センテンスに皮肉と戯言(ブルシット)含まれているかなりヤバい小説だ。 皮肉の対象は白人、男性中心社会、マーベル…

日本社会のしくみ(小熊英二)

日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学 (講談社現代新書) 作者:小熊 英二 発売日: 2019/07/17 メディア: 新書 先月くらいからちょこちょこ読んでいたが、この連休でやっと読み終わった。 他の新書の3倍くらい文量があるのに加えて内容も濃いので、…

台湾の若者が知りたい(水野俊平)

台湾の若者を知りたい (岩波ジュニア新書)作者:水野 俊平発売日: 2018/05/23メディア: 新書 最近韓国事情について新書を読んだので、近隣国の若者シリーズということで。 songdelay.hatenablog.com 韓国と比べると台湾の若者事情はかなりゆるいバイブスがあ…

韓国 行き過ぎた資本主義(金敬哲)

韓国 行き過ぎた資本主義 「無限競争社会」の苦悩 (講談社現代新書)作者:金 敬哲発売日: 2019/11/13メディア: 新書映画「パラサイト」が面白過ぎたので、背景知識を知りたいと思って購入。隣の国なのに、実はほとんどなにも知らないまま過ごしていた。これま…

若い読者に贈る美しい生物学講義(更科功)

若い読者に贈る美しい生物学講義 感動する生命のはなし作者:更科 功出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2019/11/28メディア: 単行本(ソフトカバー)本屋で山積みになっているのを見て購入。 表紙から、最近よく見るビックリ生物の紹介とかかなーと思っ…

逆転の農業(吉田忠則)

逆転の農業 技術・農地・人の三重苦を超える作者:吉田 忠則出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2020/01/18メディア: 単行本(ソフトカバー)最近見聞きするなかでは、スローライフとか、ゆるい自給自足、みたいな文脈で語られていることが多い農業…

覚悟の競馬論(国枝栄)

覚悟の競馬論 (講談社現代新書) 作者:国枝 栄 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2019/10/16 メディア: 新書 現時点でG1 6勝の怪物牝馬アーモンドアイを管理する国枝調教師。アーモンドアイが注目されてメディアにも結構出てくる国枝先生はいつもニコニコして…

赤ちゃんはことばをどう学ぶのか(針生悦子)

赤ちゃんはことばをどう学ぶのか (中公新書ラクレ) 作者:針生 悦子 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2019/08/07 メディア: 新書 昨年初めての海外旅行(夏にモンゴル・年末に台湾)をしてみて改めて言葉って不思議だなーと思った。その土地で育てば誰で…