songdelay

踊る!ディスコ室町のギター

◯◯日記

今週のお題「マイ流行語」


今年というか最近、ブログに投稿する記事のタイトルに「ナントカカントカ日記」を多用している。これまでそんなに使ってなかったので、いわゆるマイブーム的な起用である。

10月ごろ、家の給湯器がぶっ壊れたのでしばらく銭湯に通っていて(あれは大変だった)、その間の気なぐさみに「銭湯日記」と題したエントリを投稿していたのがきっかけだった。この形式でタイトルをつけてみると書きやすい気がして、それからなんとなく使っている。

このタイトルにしていると「いろいろ言ってるけどまあ日記なんでお手やらわかにお願いします」みたいなニュアンスで記事が書ける。「おれは日記を書くんだ」という、なんとなくの自己暗示にもなる。簡単にいうと照れ隠しなのだが、個人ブログだったら書きやすいくらいがちょうどいいんじゃないか。

「◯◯日記」はブログや本のタイトルに使っている人も多いけど、書く側にも効能があるのだな〜と思った次第。最近まわりでもそういうタイトルで日記的な文章を投稿している人が増えている気がする。みんな◯◯日記を書いてくれ。

カメムシビシビシ日記2

四畳半の自室でパソコンに向かっていたら背後でブンブン! と羽音がして、やはりカメムシだった。今度はミドリのヌラヌラ系じゃなくて、黒くて斑点のあるやつである。窓は締め切っているのにどっから入ってきたのか。

カメムシさんはシーリングライトバチバチぶつかっている。ちょっと手を止められないタイミングだったので放っておくと、5分後には姿を消していた。姿を消されるとアセル。

照明の中に入ったのかな、と思ってわざわざシーリングを取り外して確認しても発見できずさらに焦ったが、まあ悪さするようなやつじゃないしええか……の気持ちになって放っておいた。結局10分後くらいにまた羽音がしたので被疑者確保、追放まで遂行できました。

あいつら悪さをしないのはいいけど、飛ぶのがヘタクソすぎていつまでも照明にバチバチ当たっているし、なにかの拍子にこっちにぶっ飛んで来そうでちょっとビビる。大人しくしておいてくれ。


ここで最近仕入れたカメムシ情報。

その1。近所に住んでいる人の家でも、きのう同じようなことがあったらしい。犯人は同じく黒系のカメムシである。左京区では黒系のカメムシがトレンド。彼らも越冬しようと必死である。

その2。ちょっと前に小豆島のオリーブ農園でバイトをしていた友達によると、オリーブの木にはカメムシがびっしりとまっていて、ミドリのやつは間違えて「収穫」してしまうことがあって困るらしい。一方で黒いヤツは噴射するニオイは青りんごのような香りで、みんな積極的に捕まえては手の中でシェイクしてその香りを楽しんでいるらしい(ほんまかいな?)。

カメムシ情報おわり。

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今週読んだ本

電車に乗っているあいだによく本を読むが、それ用に持っていく本を選ぶのは意外と難しい。ガタゴト揺れたりするのであんまり難しい本だとうまく読み進めていくことができないし、長編だとコマギレに読んでいくのがもどかしかったりする。

最近電車では椎名誠の本を読んでいるが、この人の本はそういう意味でちょうどいい。特に週刊誌での連載をまとめたような本はちょっとずつ読んでは一息つけるし、好きなところで読み終わることができる(逆に家で集中して読むには物足りない)。

週刊誌を読んでいる人って今ではほとんど見かけないけど、かつては新幹線の中とか病院の待合とか、そういう場面で読まれていたんだろうなあ。かつては多くの人がスマホをガン見する代わりにこういうプロの文章に接していたのかなーと思うといい時代だなと思う。



◯男たちの真剣おもしろ話(椎名誠
椎名誠の対談集。対談の相手には80年代当時のビッグネームが呼ばれているが、よく知らない人が多い。かろうじて知っている山下洋輔東海林さだおとの話はおもしろく読んだ。山下洋輔は「ジャズやブラジルのカーニバルは、椎名さんたちが焚き火でウオーってなっているのと同じ」というようなことを言っていた。おれもウオーってなる焚き火またはライブがしたいなあ。ライブハウスでウオーってなることがかなり減っている気がする。


◯親指はなぜ太いのか(島泰三
何年か前に同じ著者の『魚食の人類史』を読んでめちゃくちゃおもしろかったので、他の著作をまとめ買いして積んでいた。
しかしこの本では『魚食〜』のような興奮はなくて、固有名詞が延々並んでいたりしてちょっと読み進めていくのがつらく、途中でやめてしまった。『魚食〜』はNHKブックス、『親指〜』は中公新書なので、出版社ごとのノリの違いという感じもする。
ちなみに親指がなぜ太いのか(人間の手がなんでこういう形なのか)というと、石を握るようになったかららしい。石な〜


◯風景進化論(椎名誠
写真雑誌の連載をまとめた本。椎名誠をめちゃくちゃ読んでいるけど、他の本に比べてなんとなくしっとりした筆致になっている気がする。「愛と闘魂の安全三角地帯」と題されたエッセイがよくて、中央線の満員電車で彼女を守るためにドア横に陣取って踏ん張る男と、それに対して邪魔だと文句をつけるおじさんの戦いを描写しているのだけど、そういうちょっとした事件にフォーカスしているのはけっこう珍しいし、それを見守りながら(こいつはいかんぞ……)(いいぞいいぞ)とか言ってる椎名氏の野次馬的な目線もいい。


アメリカ紀行(千葉雅也)
千葉雅也氏の旅行記。1年くらい前に読んだときはピンとこなかったけど久しぶりに開いたらスルスル読めた。How are you ? とか You too ! とか言う英語圏は二人称文化、逆に電車で「急ブレーキがかかりましたことをお詫びします」とか言ってる日本では人称の感覚が希薄、という話が序盤と終盤に配置されていたのが印象的。タイトルに「紀行」とついているけど、全体的にあっさり淡々としているのがちょっと不思議な感じ。

1,500kmヨコヨコ移動日記

週末、土曜日は岡山の日生(ひなせ)というところでカキオコ(牡蠣入りのお好み焼き)やカキフライソフトクリーム(意外と悪くない)を食べたり倉敷の美観地区でコーヒー1杯750円高すぎる! と叫んだりする旅行をして往復500キロ。日曜は東京に東京外国語大の学園祭「外語祭」を見物に行って往復1,000キロ。西へ東へ合計1,500キロを横移動した。

この数年でブログにいろいろ書くようになってようやく気づいたけど、自分は移動にずいぶん興味関心を持っているみたいである。東京でライブをしたとかそういうことを書くとき、普通は会った人のことやライブの出来を書くのかもしれないが、自分の場合は徹夜で東名高速をぶっ飛ばして帰るのが恐ろしいとか、新幹線だと一瞬で着いて不思議とか書いている。

なので今回も印象に残った移動エピソードを書くけど、日曜日は帰りの新幹線自由席が混んでいたのが印象的だった。僕は東京駅から乗って座れたので余裕のかまえで乗車していたが、品川から乗ってきた人々はかわいそうに通路に立っていた。僕の隣にもオジサンがやって来て、その人は器用にも立ったままビールを飲んでツマミを食っていた。

おじさんの立ち飲み立ち食いは品川から名古屋まで続いた。ビールを飲み干したら僕の頭上の荷物棚に置いたカバンをガサガサやって新たなスーパードライを取り出す。バタピーを食べ終わったらまたガサガサやってさきイカを取り出す。片手にビール片手にさきイカを持ったおじさんは、テニスのサーブを待ち構えるレシーバーのように膝をすこし曲げて「のぞみ」の揺れを吸収していた。

ずっと頭上でガサガサガサガサやられて落ち着かなかったが、その格好でゆらゆらしているおじさんが時速280キロで高速移動している様子をイメージすると楽しい気持ちになった。浜名湖の上を爆進するおじさんを外から観察できたら相当おもしろいと思う。座っている側は余裕があるからそういうことを考える。

新幹線の自由席車両というのは独特の落ち着かなさがありますね。エピソードおわり。

移動が好きなんだなー、ということに自覚的になったつもりで1,500キロ移動の週末を設定したわけだが、さすがにくたびれてしまって、月・火とぐったり過ごした。楽しかったけど疲れたなあ。

ぼんやり日記

  • 土日にめちゃくちゃなスケジュールで移動してライブをやっていたので疲れてしまったのか、毎日めちゃくちゃ寝ている。夜は19時ごろアルバイト仕事を終えたらご飯を食べながらビールを飲んで、食った食ったと横になってそのまま寝る。深夜にハッと目が覚めて顔を洗って歯を磨き、再び寝る。朝方しっかり8時ごろまで寝るが、またも寝る。それで10時ごろうめきながら起き出して勤務開始のボタンを押している。毎年冬にこういう時期がある。もうちょっとマシな生活になっていきたい。
  • ご飯はすき焼き風の豚肉煮込みのようなものをひたすらこしらえて食べている。醤油みりん酒1:1:1に砂糖を思い切って投入しつつ煮込むとうまいうますぎる。コメも毎日昼と夜に1合ずつ食べている。冬はこうして意識的に体重を増やしつつマシになっていくつもり。
  • 相変わらず椎名誠ばっかり100本ノックのように読んでいる。メルカリで69冊セットを買ったあと44冊セットも買ったのでほんとうに100本ノックになっているが、さすがにちょっと飽きてきた。なにかめちゃくちゃおもしろい小説とかを読みたいけど、自分がいまどういうものを読みたい気分なのかよくわからなくなっている。説教臭くなくてカラッとしたものが読みたい。
  • 今週末は岡山方面に日帰り旅行に行くのと東京(また?)に取材に行く気になっているが、計画はあんまり立っていない。明日がんばって考えよう。
  • 年末年始は台湾にでも行きたいなーとぼんやり考えている。しかしこれもさっさと飛行機をおさえないと、チケットはどんどん値上がりしていくんでしょうな。その後2月くらいには冬のモンゴルにも行きたいと考え中。そんなにお金を使って大丈夫なのか?
  • なんか全体的にぼんやりしているぞ。シャキッとしていきたい気持ちはあるがこれが冬の限界かもしれない。寒いのがよくない。暖房をつけよう!

恐怖! 服からカメムシ

昨晩の続き。結局階下からの重低音は朝5時まで続いてあんまり寝られなかった。快活クラブ下北沢店ひどいよ。そして四つ打ちからやっと解放されたと思ったらもう出発の時間なのであった。ひどい。

とりあえずなにか飲もう……と思ってヨロヨロと立ち上がりロビーのドリンクバーに向かうと、死んだ目をした人たちが10人くらい列を作っていたのでギョッとした。満席だったので部屋が空くのを待っていたようである。始発が出るような時間にネットカフェの空き待ちをするというのはどういう事情があるのでしょうか。紙コップにリアルゴールドを汲んでいるあいだ20個の死んだ目がいっせいにこっちを見ていたのでどっと疲れた。

死んだ目のみなさまは不憫だがどうすることもできないのでシャワーへ。熱いお湯を浴びて少し気分が回復したがここで恐怖体験があった。

着替えに持ってきた長袖のシャツを取り出して、シワを伸ばそうとバサバサ! とやった瞬間、なにか黒くて固いものが飛び出した。

風呂上がりで裸眼だったから黒くて固いサムシングがなんなのかよく見えなかったが、浴室のほうに飛んでいったサムシングは直感的に虫っぽく感じた。ゴミかなにかであってほしいと思ったがこういうときの直感は正しく、10秒の沈黙を挟んでその黒いものは動き出した。メガネをかけておそるおそる見るとやはりカメムシであった。お前なんでこんなところにいるんだよ。

シャツは取り込んでから2週間くらい経っていたし畳んでタンス的なところにいれていたのだが、彼はそのあいだずっと潜んでいたのか。それともシャワー室のバスケットにいたのか……。どっちにしてもヤバイ。

しばらく思考停止して固まっているとブーンと飛び出したのでもうダメだと思ったが、京都から連れてきた可能性が高いので放置するのも気が引ける。蓋付きのゴミ箱に前の客が捨てたタオルが残っていたので、それで包んでゴミ箱に押し込んでおいた。カメムシには申し訳ないが、次にシャワーを浴びに来た人が浴室にカメムシを発見した場合の気分を考えるとそうせざるを得なかった。すまん。

この最悪体験でひと晩3,030円である。カメムシの件は自分に起因している可能性が大だがそれにしてもひどい。せめてベッドとバスタブがあって重低音がない、ニンゲン扱いしてくれるところに泊まりたいなあ。

階下ドンドコ快活クラブ

  • ライブで東京にやってきた。今回は新幹線移動なので楽チンである(大赤字)。
  • のぞみ(ひかりより速い)が混んでいそうだったので断腸の思いで指定席をとった。名古屋から隣の席にやってきた新入社員ふうの男がいきなりパソコンをひろげていて、土曜日なのに仕事熱心だな~と思ってチラッと見ると、パワポで一生懸命つくっているのは「MBTI性格診断」の資料だった。思わず目を疑って、学生か??ゼミかなにかで発表するのか?? とか思ったけど、ブルーのスーツを着ていて学生には見えなかった。誰に向けて発表するんだろう。なんとなく、この国はもうだめかもしれない! と思った。
  • ライブはけっこうお客さんも入っていていい感じだった。物販でモンゴル靴下売ってやるぜと思ってたくさん持って行ったけど、2足しか売れなかった。でも買ってくれた人が恥ずかしそうに「かっこよかったです」と言ってくれたのでうれしい。言ってくれた人ありがとう!
  • せっかく下北沢にきたので新雪園(いい感じ中華)でビールを飲む。デス飲み会(朝まで飲む会)を開こうと思ったけどあんまり仲間が見つからなかったので、メンバーの人とその友達と3人でオダヤカに瓶ビールを飲んだ。五目チャーハンがうまかった。
  • 新幹線の終電がとっくに過ぎているので快活クラブに来た。階下のライブハウスで深夜イベントをやっているようで、床下から四つ打ちの重低音がドンドコ響いてくる。そういうトラップがあるなら最初から教えてほしい。寝れないよ!
  • 明日は大阪でライブである。朝イチのぷらっとこだまが取れたのでそれで新大阪まで行く予定だけど、起きれるか不安。応援してください!