朝早起きして原稿作業。村上春樹も服部文祥もカキモノは朝やっているらしい……と知って自分でもたまに実践していたところ、椎名誠も朝やるとエッセイに書いていたのでもういよいよ朝がんばるしかない。平日はそのままボーッとコーヒーを啜っているうちに勤務開始の時間になってなし崩し的にアルバイトを始めたりしているが、今日はそこそこ興が乗った。がんばろう。
昼間はDPZライターの拙攻さんに誘っていただいてルピシアの会員限定イベントへ。紅茶緑茶ハーブ茶野菜茶などなどなどいろんなお茶がめちゃくちゃ売っていてだいたいどの茶も試飲できる大変なイベントで、会員（とその同伴者）限定のイベントのはずなのにすごい人出だった。集まっているのがみんな茶のファンと思うとすごいイベントである。
年始に同じ会場で文フリがあってそのときも人が多かったが、みんな茶を飲んでは「香りがいいけど味は普通！」「タマネギの皮茶ってスープやん！」などと口々に感想を述べまくっているぶんガヤガヤしていて勢いがあった。文学フリマで「雰囲気いいけど文章は普通！」とか言っていたら著者がしょぼくれてしまいそうだが茶はわりと自由に感想が述べられるのでみんな奔放だった。
こういうところで茶を買いすぎると消費が追いつかないぞ、と自戒しながら回ったが、それでも物珍しさにそこそこ買い込んでしまったのでこの冬は熱い紅茶をズズズと飲みながら過ごしていきたい。
その後大阪に移動して北加賀屋で開かれているアジアブックマーケットへ。大阪の出版社が企画しているイベントで去年行ってみたらおもしろい本屋さんや著者の方に出会えて楽しかったのだ。
今年も何人かと話せて本もたくさん買えたが、アジアと銘打たれているわりにアジアに関連した書籍というのはあんまり出ていなかった気がするなあ。去年はかろうじて廣田千恵子さんのカザフ刺繍本を発見できたのが大きな収穫だったけど、今年はアジア本あまり見つけられなかった。
フード出店や雑貨販売はカレー屋さんやエキゾチックな店が出ていたが主にインド台湾という感じがした。本も含めてモンゴルや中央アジアに関するモノは見かけなかった気がする。やっぱりインド台湾はポップというか、身近な感じがするよなあ。モンゴルもがんばろう、と思って出店で来ていたWatte chaiさんにモンゴル土産のウール靴下をプレゼントした。
帰ってきてサバを6枚食べながらビールを飲み、日本シリーズを見た。打者一巡のあいだ山本ヨシノブを全く打てず、早くメジャーにでも行ってくれよと思って投げやりに見ていたら中盤から打ち崩して7点も取ったのでびっくりした。ホームランが出ていないので派手に攻略した感じがしないのだが、それでもいつのまにかビッグイニングになるのが今年のタイガースのすごいところだな。村上もいいピッチャーで、球は速くないのに抑えるという解説が定番だったが今日は152km/h出ていて、全然打たれそうになかった。第5戦を甲子園に見に行くことになっているので、4連勝で終わらないことを贅沢にも祈る。
