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踊る!ディスコ室町のギター

大食漢

この1週間、日本中をうろちょろして楽しかったので書いておきたい。

  • 月曜日、京都→大阪。
    • アルバイト仕事を早めに切り上げて大慌てでパッキングして、実家へ。
    • 関西国際空港に電車1本30分でアクセスできる実家、住んでいたころはあんまり恩恵に感じていなかったけど、飛行機に乗る用事があるときには助かる。
    • 犬が死んで妹が一人暮らしを始めてからしばらく経って、両親は畑仕事を新たな趣味をしているらしい。
    • 夕飯は父作の蒸し鶏
  • 火曜日、大阪→北海道。
    • 浦河町にゲルをたてにいく用事。
    • 苫小牧で海鮮(刺身3種盛定食)を食べるなどしながら向かうと、道路の左右には牧場が広がっている。モンゴルとはまたちがう景色だけど、とにかく土地が広い、人口密度が低いというのは、心の余裕に直結するように感じる。
    • 15時すぎに目的地に到着して、ゲル1基を組み立て。
    • 地元ゲストハウスに宿泊。近くの焼肉屋さんに行くと、白ごはんやスープが尋常じゃない量がでてきてたまげた。店名「大食漢」をもっと真剣に受け止めるべきだった。めっちゃ食った。
肉うまい、ご飯とスープは思った倍の量
  • 水曜日、北海道。
    • 朝からゲルをもう1基たてる。新型折りたたみゲルは慣れた人が4人くらい集まると30分〜1時間でたつが、レクチャーしながらで3時間ほどかかる。
    • 日高で漁師をやっていたというおじさんが登場したのでロープワークを任せたところ、さすがの手際のよさだった。おれもロープをちゃんと結べるようになりたい。
    • 昼過ぎには任務が完了したので、馬を見に牧場へ。ここで仕事ができたら、毎日自宅でPCとにらめっこする生活と比べてどんだけ健康なんだろう、とか考えてしまった。もちろん牧場には牧場の大変さがあるだろうけど。馬とPCを半々でやっていきたいけど無理かな。
    • 夜は空港に近づきがてら新冠(にいかっぷ)町のホテルに宿泊。大浴場の雑誌コーナーにセレクトセールのカタログがあったりして、馬産地であることを実感する。夕日がきれい。

  • 木曜日、北海道→名古屋。
    • ホテルの朝食バイキングめっちゃうまい。派手なラインナップではないけどおいしいものばっかりだった。
    • 飛行機が14時台の便だったので、午前中に平取(びらとり)町のアイヌ資料館へ。例に漏れず「ゴールデンカムイで見たことある」とか思ってしまうんだけど、それでも行ってよかったと思う。漫画を読んでいるとアイヌに感情移入しがちだが、私たちは倭人である。アイヌの刺繍の模様が、モンゴルのカザフ族のそれと相当似ていて、はるか昔のユーラシア大陸で交易が行われていたことを想像する。
    • 午後、飛行機に乗って名古屋へ。サラリーマンがわいわいしている居酒屋兼食堂でみそかつ定食を食べて、ゲストハウス一泊。

  • 金曜日、名古屋→蒲郡
    • JRの料金が思ったよりも高いが、調べると京都大阪間より遠かったので納得した。
    • この日から森、道、市場でモンゴル武者修行チームとして出店。今年は出店の数も過去最大ということで物流が混乱しており、ゲルが届いていなかったりして慌てたが、なんとかなった。
    • 1年ぶりに骨占い(本来はモンゴルの住居ゲルを販売しているが、高額すぎてフェスでは売れないので、2年前から副業として占い屋を始めたところヒットして、事実上のメイン事業になった)を実施して、人々の悩みを浴びる……。
    • アジカンのステージを聴いていると、『リライト』のサビ(消してー!)(リライトしてー!)を客に歌わせているようだった。音楽イベントもこんなことができるようになったか。
    • ゲル泊。夜中は暴走族がやってくるけど、森道の日程を狙って来ているのかな。やかましい!!

  • 土曜日、蒲郡
    • 占いしまくり。今年はウチの他にも占い店を複数みかけたが、他店は高額そうである。骨占いは「◯月に恋人ができます」みたいな予言はしないけど、「慎重に行動しろ」「他人のアドバイスをちゃんと聴け」など地味だが重要な指摘が示されるのでよいと思います。
    • 慎重に行動するとか他人のアドバイスをちゃんと聴くとか、人生には気をつけたほうがいいことがたくさんある。しかし全部を実行することは難しいので、どれかひとつに限定化して実行しやすくする、というのが占いの役割なのかも。というかモンゴルチームの占いでは、めっちゃ人生相談している感じもある。
    • モンゴルZINEにも寄稿していただいた寺尾紗穂さんのライブ(バンド「冬にわかれて」。モンゴル民謡『かわいい栗毛』も披露されていた)も見られてよかった。
    • ところで森道、かなりオシャレ方面に寄っている印象があって、フードもどれも高額なのでいちいちドキドキしてしまってストレスだった。比較的手頃な800円のパッタイ屋さんにそのことを言うと「そのとおりなんだよ!!」とおっしゃっていました。そのオシャレさのカウンターとしてゲル屋兼占い屋を開いているのかも。
    • ゲル泊。蚊に刺された!

夜のゲルは発光する!

  • 日曜日、蒲郡→東京→京都。
    • 昼に駅まで送ってもらって、豊橋から新幹線に乗って東京へ。
    • 下北沢でバンドメンバーと合流して1時間ほどリハスタで練習、その後本番。ちょっと粗かったかもしれないけど、お客さんも楽しい人が多くてよいライブになったと思う。新曲もうちょっと練っていきたい。
    • 出演者もおもしろいバンドが多くて、特にMagic, Drums & Loveがよかった。この日はそれぞれ持ち時間も短かったし、また対バンしたい。
    • 帰りはおわちゃんが静岡SAまで運転、そこからは私。ちょっとキツい時間もあったけど、休みつつ、朝6時ごろになんとか京都にたどりついた。無事故でよかった。
    • 森道のフェス飯で1500円のカレーとかを見続けていたので、サービスエリアのフードコートがどれもお手頃価格に見えていた。矯正したい。


  • 月曜日、京都→大阪。
    • さすがに寝まくるつもりで休みにしていたけど、昼まで横になっていたら、意外と元気になってきた。みんぱくラテンアメリカ展の会期終了が迫っていることに気づいたので、起き出して向かうことにする。
    • 実用品や祭事に使う道具、日本やモンゴルのものをよく見ていたので、中南米の色使いには驚く。めっちゃカラフル。
    • 18世紀の地図をみるとスペイン・ポルトガル・イギリス・フランス・オランダが植民地支配しまくっていて、まじで極悪すぎると思う。
    • その地図を見ているとき、隣にいたお姉さんが「小学生の頃、ブラジルから来た留学生の子が好きでちょっとだけポルトガル語の勉強しててん」という話をしていて、いい話だな〜と思って聞き耳を立ててしまった。
    • COVID-19のパニックを描いたペン画なんかも展示されていた。『戒厳令』という作品のキャプションには「軍や警察の車両は、まるで敵を探して攻撃しようとしているかのようだった」とあった。
    • 常設展のほうにも行く。展示されているアイヌの木彫の作者が、平取町で見た作品の作者と同じだった。知ってることが増えると嬉しい。
    • 疲れていたのでビデオテークで資料映像を見ながら休む。うっかり『ウズベキスタンの美味しい羊料理』を見てしまって、羊がたべたくなった。おいしいプロフを食べに行きたい。冒頭の、家畜市場で羊を買うための交渉をするシーンもおもしろかった。
    • 京都に帰ってブルーライトカットのメガネを作る。先週メガネの度数を上げたところPCのモニターを見るとき目に負担がかかっていそうな気がしたので、弱めに矯正したレンズ。
    • メガネが出来上がるまでのあいだにネパール料理屋さんへ。羊を食べるため。チーズナンセット(ハーフ)はマトンカレーを選べないとのことで、やむなくチーズナンセット(フル)にしたら、Mサイズのピザみたいなでっかいナンがでてきた。絶対食べきれないから持ち帰りの袋を頼もう、と思っていたけど、がんがん食べていたら完食してしまった。マトンのカレーもうまい。
    • ブルーライトカットのメガネを試したら、視界がぜんぜん違う。ちょっとしたサングラスやん。

すべりこみだったけど見られてよかった!