songdelay

踊る!ディスコ室町のギター

You are what you read

このところタイガースがずっと強かったので、うれしくてスポーツ紙のWebサイトで記事を読むことが増えていた。そうするとスポーツ紙的な文体や構成が自分に染み込んでくるというか、そういう気配を感じる。

具体的には、いろいろ書いたあと最後に「V戦士たちに死角はない。」みたいな前向きなことを書いて締める感じ。このブログでも直近2つの記事は野球のことを書いていたけど、どっちもスポーツ新聞みたいに締めそうになっては危ない危ないと思って路線変更していた。それで照れ隠しにちょっとネガティブ気味なことを書いてしまったんだと思う。

この理屈でいくと、自分でなにか書きたいと思っている人は自分が書きたいと思えるような文章をしょっちゅう読むといいはず。逆に、書きたいと思わない文章には触れないようにしないといけない。Twitterのゴシップアカウントとかフォローしてる場合じゃないんですよ。「〜〜な件www」みたいなジャンクな表現は感染力が高いし、思考まで侵される。もっというと文章に限らず、毎日ショート動画のよくわからないあるあるネタばっかり見ていると、自分のユーモアはよくわからないあるあるネタのレベルに近づいていったりするはずだ。ショート動画を眺める時間を拾い集めて、ファイト・クラブを見たほうがよい。

実は旅行やライブにもそういう効能がある気がしていて、いい感じの世界に身を置いていると、だんだんショート動画のあるあるネタとかが心底どうでもいいものに思えてくる。なるべくそういう世界に身を置いたほうがいいと思うので、どこに行ったらいいのかずっと考えている。