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踊る!ディスコ室町のギター

最強寒波

「最強寒波」ってちょっとヤンキー感あるよな〜〜とかぼんやり考えていたら、たしかに最強っぽい冷たい空気がやってきた。最強寒波参上。おとといの午後からガンガン雪も降って、次の朝には近所じゅうが真っ白になった。

それで昨日今日と2日間過ごしていて思ったけど、やっぱり雪って完全な非日常だ。今さらなにをわかりきったことを言っているのか、ということだけど、かなり身体的な刺激があるんだなと思ったんです。在宅勤務で家から出ないなりに、いろいろ感じるところがある。

まず音。あたりが静かである。そんなにうるさくない、むしろ静かといえる地域に住んでいるつもりだったけど、それにしても明らかにシンとしている。道路がカチカチに凍って、交通量が激減しているからだ。仕方なく出てきた車も、だいたいノロノロ動いているだけ。普段どんだけエンジンとタイヤの音に慣らされているんだよ。

あと光。まわりの家の屋根に雪が積もったので、太陽の光がビカビカに反射してきていつもより相当明るい。せっかくだから散歩でもするかと思って歩き回ったときにも、照り返しを感じた。目に入ってくる光が多いと、やっぱりちょっと元気になる気がする。

あとはシンプルに家のなかが寒すぎるっていう話もある。2階にある自室でも朝方は5度くらいまで下がるし、1階の居間は0度近くになっていると思う。家のつくりようは夏をもって旨とすべし、って本気で言っていたのかな。それとも平安時代に最強寒波は来なかったのか。

音とか光とか温度とか、そういう情報を積極的に感じ取ろうとしているというか、やっぱり視覚聴覚触覚ってセンサーだから、急にそれまでと違う環境が現れると興奮してしまうんだと思う。特に光は顕著に感じた。そういえば京都市営地下鉄ってだいたいの駅で蛍光灯が間引かれていて暗いので、全駅の照明をめちゃくちゃ明るいものに更新したら、京都のサラリーマンたちが2割くらい元気になると思う。

さて、いつもこのブログを読んでくれている方は、この流れでわたしが何を言いそうか見当がついているかもしれないけど、それでも言わせてもらうと、この感覚はモンゴルの草原でも感じられる。

モンゴルの草原は静かだし(夏の草原はバッタとかネズミとかがうるさいけど、少なくとも車はそんなに走っていない)、国土のほとんどが標高1000メートル以上の高地なので太陽の光も力強い。空気も乾燥しているので、ジメジメした日本から行くと明らかな違いを感じられる。だからめちゃくちゃ元気になるんです。みなさんも来年の夏あたりモンゴルに行ってみるといいと思います。アテンドいたしますので一緒に行きましょう。

ちなみにモンゴルでお世話になった遊牧民に「京都も寒くなったぜ」って連絡してみたら、モンゴルは春みたいに暖かいよっていう返事があった。寒い空気が東に降りてきているから、逆にモンゴル方面はそうでもないのかな。

川も端っこのほうは凍っていた
下鴨神社
京都でこんなに降ったのは初めてみた

京都で写真を撮るとヌケが良くて(道がまっすぐだから)、
それはモンゴルと共通しているかも(草原は地平線まで映る)