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踊る!ディスコ室町のギター

夏のモンゴルにいる

遊牧民に帰る日を伝えると「このまま残って毎日ヤギの乳搾りを手伝ってくれよ」と言われる。もちろん冗談だけど、実際に草原に残ることを想像してみると、それはそれで全然生きていけるだろうし、むしろ楽しくやっていけるのかもしれない。

モンゴルに来るたび、普段日本でやっている仕事って一体なんなのか、デスクワークってなんなのか? という気分になる。

秋に来た去年とちがって夏のゲルには首都や1000km離れた県から、もしくは国境さえ越えて家族親戚が集まっていて、毎日賑やかで楽しそうだった。

夏のモンゴルに来ると、人も動物も短い夏を積極的に謳歌しようとしているのがわかる。夏を謳歌する気持ちを拡大していくと、きちんと人生を謳歌しようという気持ちにもなるんじゃないだろうか。

体がシャキシャキ動く年齢のうちにこの短い夏を楽しもうと思うなら、意外とあと20回とか30回しかない。人生は短いので、きちんと謳歌する必要がある。