時期によって気分の上がり下がりがある。誰でも大なり小なりその波に乗りながら、あるいは沈みながら暮らしていると思うのだけど、最近暖かくなってきてからは上がりと下がりが同時に来ている感じがして、これが春か!みたいな新鮮な気持ちでいる。
気持ちが上がる波をつかまえれば、何冊でも本が読める気がしてくるし、原稿も無限に書けるような気がしてくる。
逆に下がっていく波に飲まれれば、本にも手がつかなくなるし、自分は何もできない人間だ!みたいなイメージから抜けづらくなる。
特に2020年以降はそういう上がり下がりを意識して、上げる波を引き伸ばす、逆に下る波は早めにやり過ごせるようにしてきたつもりなのだけど、ここにきて最近はどちらも共存している感じがする。思えば毎年春はフワフワするような気がするし、そういうものなのかもしれない。
ところでアルバイト先のメンバーはだいたい学生で、勤怠の連絡などに「履修登録」という単語を登場させることがある。
懐かしい響きやなーと感じる一方で、毎年履修登録の時期に張り切りすぎて失敗していたことも思い出した。
めっちゃ難しい講義を「自分ならできる」と思って履修したり、逆に興味のある授業を「俺なんかには無理」と諦めていたような節がある。あと授業を詰め込みすぎてどれも中途半端になってしまう。
思えば履修登録をする春は精神に変調を来していることが多かったのかもしれない。
そんなときに卒業やら入社やらが重なるからみんな大変なのではないか。
冷静にいろいろ考えるのは秋くらいが向いているのでは。そうでもないか。