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踊る!ディスコ室町のギター

戦争はめっちゃ反対さ

Spotifyの自動再生、数年前まではこんなカッコいいバンドがいるのか!みたいな新鮮な曲をサジェストしてくれていたように思うのだけど、最近はお決まりの10曲くらいをひたすら押し付けてくる感じになっていてうんざりしている。
それでその10曲のなかには再生されるたびに(なんかイヤやな)と思う曲があって、それは曲中の歌詞に「戦争はちょっと反対さ」と歌う箇所があるからだ。

曲は2001年の同時多発テロの直後に作られたらしく、Webに掲載されたインタビューを読むと、<本当は戦争にも原発にも「絶対」反対なんだけど、「絶対反対!」って歌ってきたロックの歴史を踏まえて、「ちょっと」と歌うことが自分なりのドキュメンタリーだった>という。

随分ノンキなことを言っているな、と思うのは2022年2月に読んでいるからか。
積極的に反対せず俯瞰するような目線は現状追認、つまり殺す側の姿勢であり、かつ「絶対反対」を揶揄しているように聴こえる。

20年前の曲にイチャモンをつけてもしょうがないかもしれないけど、こんな恥ずかしい曲をガンガン再生してくるSpotifyが悪い。


ただ、SpotifyのCEOは軍事関連企業に出資していて*1、これを知ったままSpotifyに会員料を支払い、かつ自分のバンドの曲をアップロードしている自分もまた「ちょっと反対さ」と同罪、もしくは軍事テック企業の資本に間接的に与しているぶん罪が重いと弾劾されるとしたら、それは確かにそうだと言わざるを得ない。


どうすれば世の中の邪悪に加担しないように生きられるか。真剣に考えているつもりなのだけど、次から次に最悪なニュースが目に入りしんどくなる。

それはつまり今までボーッと生きてきたことの裏返しでもあるが、ノンキに暮らせないのは苦しい。どうしたらいいのか。