songdelay

踊る!ディスコ室町のギター

恐怖! 服からカメムシ

昨晩の続き。結局階下からの重低音は朝5時まで続いてあんまり寝られなかった。快活クラブ下北沢店ひどいよ。そして四つ打ちからやっと解放されたと思ったらもう出発の時間なのであった。ひどい。

とりあえずなにか飲もう……と思ってヨロヨロと立ち上がりロビーのドリンクバーに向かうと、死んだ目をした人たちが10人くらい列を作っていたのでギョッとした。満席だったので部屋が空くのを待っていたようである。始発が出るような時間にネットカフェの空き待ちをするというのはどういう事情があるのでしょうか。紙コップにリアルゴールドを汲んでいるあいだ20個の死んだ目がいっせいにこっちを見ていたのでどっと疲れた。

死んだ目のみなさまは不憫だがどうすることもできないのでシャワーへ。熱いお湯を浴びて少し気分が回復したがここで恐怖体験があった。

着替えに持ってきた長袖のシャツを取り出して、シワを伸ばそうとバサバサ! とやった瞬間、なにか黒くて固いものが飛び出した。

風呂上がりで裸眼だったから黒くて固いサムシングがなんなのかよく見えなかったが、浴室のほうに飛んでいったサムシングは直感的に虫っぽく感じた。ゴミかなにかであってほしいと思ったがこういうときの直感は正しく、10秒の沈黙を挟んでその黒いものは動き出した。メガネをかけておそるおそる見るとやはりカメムシであった。お前なんでこんなところにいるんだよ。

シャツは取り込んでから2週間くらい経っていたし畳んでタンス的なところにいれていたのだが、彼はそのあいだずっと潜んでいたのか。それともシャワー室のバスケットにいたのか……。どっちにしてもヤバイ。

しばらく思考停止して固まっているとブーンと飛び出したのでもうダメだと思ったが、京都から連れてきた可能性が高いので放置するのも気が引ける。蓋付きのゴミ箱に前の客が捨てたタオルが残っていたので、それで包んでゴミ箱に押し込んでおいた。カメムシには申し訳ないが、次にシャワーを浴びに来た人が浴室にカメムシを発見した場合の気分を考えるとそうせざるを得なかった。すまん。

この最悪体験でひと晩3,030円である。カメムシの件は自分に起因している可能性が大だがそれにしてもひどい。せめてベッドとバスタブがあって重低音がない、ニンゲン扱いしてくれるところに泊まりたいなあ。