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踊る!ディスコ室町のギター

気が向いてきた

この数日、気が向いてアプリで中国語を勉強してみたり、五香粉で味付けした唐揚げを揚げてみたりしている。

気が向いて、というのがちょっと新鮮だ。寒くて寒くてしかたなかったここしばらくのあいだ、こんなふうになにか普段とちがうことをしようという気持ちにはならなかった。

ちょっと思い返してみると、中国語も唐揚げも、どちらも直近で受けた刺激に反応している感じがする。中国語は『鴨川ランナー』の主人公が外国語を勉強して新たな自分を獲得していく描写から、五香粉の唐揚げはこないだ穴掘りイベントの昼食で出してもらったのがめちゃくちゃ美味しかったから。

刺激に反応してなにかを始めることは楽しいけど、寒くてそれどころではないと思っていると刺激を受け取ることも発見することも難しくなってしまう。冬は大変。

中国語はおなじみduolingoをポチポチやっているが、やたら犬猫鳥(ゴウ、マオ、ニャオ)を練習させてくるのが変。唐揚げはそれなりに美味かったけど、食べさせてもらったやつのパリパリ感は再現できなかったのでもうちょっと調査したり練習したりしたい。

それにしても、自分がなんの要請も受けずに語学を勉強したりするようになるとは思わなかった(大学生の頃は語学の成績がとにかく酷かった)。が、これも思い返してみると、かつて村上春樹の小説で主人公たちがなにか語学の勉強していたりするシーンを読んで、へーとか思っていた気がするし、10年越しに村上春樹が効いてきているのかもしれない。刺激に反応するってそういうことでもあるのかも。