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踊る!ディスコ室町のギター

ジムに行かなくても鴨川で草引きするといいのでは

この頃ジムで運動している人は多いが、そこで空費されている運動エネルギーはとんでもない量になっていて、もったいないことだと思う。

うちの近所にもチョコザップができたりしている。ときどき利用していたヤマト運輸の営業所が閉店して悲しんでいたら、あっという間にチョコザップになった。チョコザップめちゃくちゃ増えている。コンビニとかヤマト運輸だった場所の蛍光灯の下で運動するのが気持ちいいとは思えないんだけど、店舗が増えているということは会員もいるのであろう。デスクワークで運動不足になった人々がデスクワークで稼いだお金で会費を払っているということだ。すごい循環だと思う。

一方で肉体を使った作業が求められる場面は世の中にたくさんあって、たとえば草引きしたほうがいい土地もチョコザップ以上に増えている。諸事情で空き家になった友人の実家では庭の雑草がボーボーに育ちまくっていて、ご近所からの要請もあったので草引きをすることになり手伝いにいった。

草引きというのはけっこう大変な作業で、一日やったら太ももの裏が筋肉痛になった。はじめは鎌で刈ったりしていたが根っこを残すのも嫌なのでだんだん引き抜くことが多くなり、そのときにグッと踏ん張っていたのが効いたんだと思う。筋肉痛は3日くらい続いたのでここぞとばかりに食事のタンパク質量を増やした。ジムいらずである。

草ボーボー問題は全国的にありそうで、空き家・空き地以外もボーボー化している。京都でも鴨川沿いとかの草が放置されて、伸び放題になっていたりとか。他の地域でも同じようなことが起こっているはず。行政にお金がないので、草刈りの頻度が減らされているんだと思う。世知辛い。

そこで運動不足の市民の出番である。お金がないから刈れませんというのがどうしようもないなら、市民が勝手に抜いたらいい。運動不足だから体を動かそう! と思った人は、鴨川に行ってボーボーに育ったイネ科雑草を20本くらい抜く。けっこういい運動になるし、鴨川の遊歩道も歩きやすくなってよい。普通にやると太ももの裏に効くだろうし、上腕を鍛えたいときはあえて違ったフォームで引っ張るとか、そういうやり方もありそう。

草引きじゃなくても、山が近いエリアだったら薪割りすると喜ばれるかもしれないし、逆にジムに薪割りの設備があってもよさそう。ジムで割った薪で、冬に田舎のおじいちゃんが暖かくすごせるなら気分もいいのでは。あとは、小麦を挽くためにみんなで製粉機をまわすとか。*1その小麦粉でパンを焼いて、チョコザップのみなさんが挽いた小麦粉で焼いたパンです、とか言って会員に配る。あんまり食べたくないか。

*1:こういうイメージ。
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/f/f2/Samson_hos_filistrene.jpg/1280px-Samson_hos_filistrene.jpg