songdelay

踊る!ディスコ室町のギター

1,500kmヨコヨコ移動日記

週末、土曜日は岡山の日生(ひなせ)というところでカキオコ(牡蠣入りのお好み焼き)やカキフライソフトクリーム(意外と悪くない)を食べたり倉敷の美観地区でコーヒー1杯750円高すぎる! と叫んだりする旅行をして往復500キロ。日曜は東京に東京外国語大の学園祭「外語祭」を見物に行って往復1,000キロ。西へ東へ合計1,500キロを横移動した。

この数年でブログにいろいろ書くようになってようやく気づいたけど、自分は移動にずいぶん興味関心を持っているみたいである。東京でライブをしたとかそういうことを書くとき、普通は会った人のことやライブの出来を書くのかもしれないが、自分の場合は徹夜で東名高速をぶっ飛ばして帰るのが恐ろしいとか、新幹線だと一瞬で着いて不思議とか書いている。

なので今回も印象に残った移動エピソードを書くけど、日曜日は帰りの新幹線自由席が混んでいたのが印象的だった。僕は東京駅から乗って座れたので余裕のかまえで乗車していたが、品川から乗ってきた人々はかわいそうに通路に立っていた。僕の隣にもオジサンがやって来て、その人は器用にも立ったままビールを飲んでツマミを食っていた。

おじさんの立ち飲み立ち食いは品川から名古屋まで続いた。ビールを飲み干したら僕の頭上の荷物棚に置いたカバンをガサガサやって新たなスーパードライを取り出す。バタピーを食べ終わったらまたガサガサやってさきイカを取り出す。片手にビール片手にさきイカを持ったおじさんは、テニスのサーブを待ち構えるレシーバーのように膝をすこし曲げて「のぞみ」の揺れを吸収していた。

ずっと頭上でガサガサガサガサやられて落ち着かなかったが、その格好でゆらゆらしているおじさんが時速280キロで高速移動している様子をイメージすると楽しい気持ちになった。浜名湖の上を爆進するおじさんを外から観察できたら相当おもしろいと思う。座っている側は余裕があるからそういうことを考える。

新幹線の自由席車両というのは独特の落ち着かなさがありますね。エピソードおわり。

移動が好きなんだなー、ということに自覚的になったつもりで1,500キロ移動の週末を設定したわけだが、さすがにくたびれてしまって、月・火とぐったり過ごした。楽しかったけど疲れたなあ。