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踊る!ディスコ室町のギター

夜行バス緊張する

久しぶりに夜行バスに乗る。明日の晩に出発して、あさっての朝に新宿に着く。バスタ新宿というやつだ。バスタ新宿に着くバスは初めて乗る気がする。そのまま下北沢に移動してライブをします。

前回夜行バスに乗ったのはたぶん2016年の夏。新しく出すCDを売り込むため、2泊3日で東京じゅうのタワーレコードとかHMVヴィレッジヴァンガードをまわった。ちょっと前から各店舗に電話してはアポイントを取り付けて(「京都の踊る!ディスコ室町というバンドの者なんですが、インディーズのご担当者様はいらっしゃいますか?」)、エクセルで行程表にまとめ、そのスケジュールに沿って山手線とかそういうやつに乗って移動した。

今にして思えば、完全に営業マンの行動そのものだ。次の年には就職先で「営業向いてなかった!」とか思うのだけど、そのときはまだ学生で、わけもわからずとにかく気合で行動していた。押忍。

ただ、やっぱり気合で動きつつも、これ向いてねえと感じていたのだと思う。夜行バスに乗り込む当日の夜、なんか痒いなーと思っていたらヒザからフトモモのあたりがどんどん赤くなってきた。これジンマシンってやつ! と理解するまで時間はかからなかった。体は正直。しかし気合で行動しているし資金も乏しいので、冷静な判断力はない。明日あらためて新幹線で行こう、とかそういう発想にはならず、そのまま京都駅に行ってバスに乗った。

かゆくて眠れないまま東京に到着。しかしそれまでジンマシンなんかでたこともなかったし、どうしたらいいのかもよくわらかない。よくわからんけど汗も流したいので銭湯に向かった。検索すると御徒町の燕湯というところが朝営業していたのだ。今調べたら御徒町駅から徒歩4分と出ているが、なんか20分くらい歩いてたどり着いた気がする。電車賃をケチったのかも。

それで風呂に入ってみるとめちゃくちゃ熱い。男湯には自分の他におじさんが2人いたけど、ふたりともお湯に浸からず、湯船の縁のあたりに座っていた。ふたりとも立派な和彫がまぶしかったぜ。自分は肩まで浸かってみた。気合。あとで調べるとジンマシンが出ているときは風呂に入らないほうがいいらしい。悪化するから。風呂から上がると、赤の面積がお腹のあたりまで広がっている。

そのあとのことはあんまり覚えていないけど、とにかく予定していた店舗は全部まわった記録がある。フジロックの出演が決まったりしていたタイミングだったので、ヤッタルゼ!みたいな気持ちもあったんだと思う。気合。でも体は痒かったので、翌日は泊まっていた阿佐ヶ谷の皮膚科に行った。抗ヒスタミン薬。効きました。医学ってすごい。


えっと、なんでこんなことを急に書いたのかというと、今回も体に赤い部分があるからですね。

先週から背中が痒くて、なんやろなーと思って皮膚科にいったら、確定診断は出せないけど帯状疱疹かもしれません、という話だった。体内に潜伏していた水ぼうそうウイルスが、なんらかのストレスで暴れだすというやつ。ウイルスさんお久しぶりです、四半世紀ぶりですが元気そうですね。今回も薬が出た。抗ウイルス薬・バラシクロビル(名前いかつい)!

イタ痒いのと、一緒に飲んでるロキソニン+胃を保護する薬でなんか眠いのとで、最近はボヤボヤ過ごしている。バスで悪化しないといいなー。でもライブはばっちりやるので安心してください。気合ですね。下北沢にてお待ちしております(昼公演)!