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踊る!ディスコ室町のギター

台北日記4 (台湾6日目)

ドミトリーは最後まで相変わらずだった。

最終日の昨晩は23時ごろには静かになったのでオッ今日は平和やなと思ったのだが、その後男子グループがワイワイしはじめて、1時にポテチを食べ始めたようでニオイが漂って来たので閉口した。むしろ閉じたいのは鼻であったが。

やっぱり最安値の宿には最安値で検索してそのまま突入してくる暴れん坊が多いようで厳しい。次はもうちょっとマシそうなところを探そう。

今日は最終日なので、主にお土産探しで走り回っていた(レンタル自転車)。

朝ごはんが楽しい

台湾では朝から路面店がバリバリ営業していて、安くて手軽なので適当な店で買い食いするのが楽しい。

今回の滞在中に朝ごはんとして食べたのは肉まん、野菜まん、飯糰(ファントァン……もち米のでっかいおにぎり)、春雨、パンなど。ご飯系なら飯糰がうまいしボリュームがあるので満足度が高かった。

リピートしたのは肉まん・野菜まん。キャベツやニラのまんじゅうは日本では見慣れないけど、コンビニで売ってたらどんどん買いたいレベルで好き。1個20元(約100円)。


左手香(パチョリ)の石鹸

4年前に来たときに「左手香」の石鹸を何気なく買って、それがめっちゃいい感じだったのでリピートしたかったんだがなかなか見つかっていなかった。ちなみに左手香というのはパチョリというハーブのことである。

台北在住の友人に探してもらったり台湾に行く人に頼んだりしていたが見つからず、今回も滞在中かなり探して、最終日にようやく見つかった。

しかし発見したのは前回のような雑貨屋ではなく、デパートの専門店であった。いい値段するんだがずっと探していたので買っちゃった。左手パワーでお肌すべすべになりたい。

茶こしつき水筒

母からのリクエストで「茶こし付きの水筒」を探していた。曰く、勤めていた会社にいた台湾出身者がみんな持っていて、茶葉入れっぱなしで何度もお湯や水を注いで飲めるので便利そうだったらしい。

これも前回来たときから探していて見つかっていなかったが、きのう高雄の食器専門店でようやく発見した。

なんかパッケージも古そうだし、もうあんまり流行っていないのかもしれない。でもこのサイズのフィルターボトルってあんまり売っていない気がして(でかいのはハリオとかが出している)、たしかに便利そうである。なぜか値札シールよりだいぶ安かった。


本も買ってみた

滞在中、暇な時間があるとつい本屋に吸い込まれた。台北にはわりと本屋があって、並んでる本も漢字だしちょっとは読めそうな気になってしまう。

買ったのは日本文化を紹介する雑誌『秋刀魚』の2023年秋京都特集号と、ラダック旅行の写真とエッセイ(と思う)『分開之前, 先學會道別(Before We Say Goodbye)』。旅行エッセイの著者はインスタでチェックしてみたら思ったよりキラキラ系である。

豆花は豆腐

今日も暑かったので涼もうと思って甘味処へ。よく聞く豆花(ドゥファ)というやつに挑戦した。

感想は「これ豆腐やん」であった。甘いのかと思ったがそうでもなく、豆腐である。きのう友人に「あれは豆腐やで」と教えてもらっていたが信じていなかった。豆腐ですね。

声調はフリック入力みたい

中国語(台湾華語)を1週間聞き続けてみて、声調言語はフリック入力みたいだなと思った。

前回来たときは全く理解不能な音のかたまりだったのが、今回は漢字の切れ目くらいはわかった(と思う)。それで意味がわからないなりにずーっと聞いていると、母音・子音のキーボードを4つの声調でフリックして漢字を呼び出しているようなイメージが浮かんできた。

書き言葉を見てわかるように、日本語や朝鮮語以上に漢字の力が強い世界である。漢字を呼び出すイメージで勉強してみようと思う。


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というわけでここまで機内で書いて、関空に帰ってきた。

久しぶりの台湾だったが、YouBikeで移動できるようになって前回とはまたちがった印象があった。前回電車で行ったところが思ったより近かったり、台北がひたすら平らなのがよくわかったりとか。やっぱり自転車で走ってみると街全体の様子がよくわかる。

台南・高雄にも行けて、首都以外の様子もわかった。関西人としては第二第三都市の南部エリアがなんとなく落ち着く気もする。そういえば高雄出身のバンドElephant Gymもライブで、大阪に親近感があると言っていた。

梅雨なのにずっと天気もよくてラッキーだった(ひたすら暑かったけど)。5泊6日の旅程だったが会社員をやっているとこれくらいの旅行にもかなりの気合でスケジュールを調整する必要がある。それを思うと今回は身軽に行けてよかったなあ。まあ予算は乏しいのでやかましいドミトリーに泊まることにはなったが。