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踊る!ディスコ室町のギター

覚悟の競馬論(国枝栄)

 

覚悟の競馬論 (講談社現代新書)

覚悟の競馬論 (講談社現代新書)

  • 作者:国枝 栄
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2019/10/16
  • メディア: 新書
 

現時点でG1 6勝の怪物牝馬アーモンドアイを管理する国枝調教師。アーモンドアイが注目されてメディアにも結構出てくる国枝先生はいつもニコニコしているけど、ドバイターフのときには心労で倒れたとか、やっぱり大変なプレッシャーがあるんだな。

後半はJRAへの改善要望がメインになってるけど、やっぱりJRAも役所なんだなー。ゲートや3連単馬券の導入が地方競馬(南関東)の方が先だったとか、新しいことが始められない日本組織の典型という感じがしてかなりしんどい。うちの会社もそういうとこあるわ…

西高東低問題では調教師の所属制度を撤廃して全員が東西に同数の馬房を管理すればいい、というのはナイスアイデアと思うけど、実現は難しそう。

美浦トレセンの立地が微妙なせいで輸送が大変(特に小倉は16時間もかかる)というのはこれまでなかった観点だった。飛行機は揺れが少ないから馬への負担が少ないなど、特に輸送についてはこれまであまり知らなかった部分だったので面白く読めた。