songdelay

踊る!ディスコ室町のギター

鴨川より東

土日、初めて吉田寮祭にライブを見に行った。大学生の頃から京都市内をウロウロしているが、吉田寮の敷地に入ったのは初めて。なんかヤバそ〜なところ、という先入観だけがあったが、行ってみるとそうでもなくて、大学のサークルBOX(部室)の雰囲気を思い出した。いや我がD大学を引き合いに出すのはおこがましさすら感じるところではあるけど、少なくとも食堂で開かれているライブでは、久しぶりに文化祭ライブの熱気を感じられて嬉しかった。

両日とも晩から遊びに行って、2〜3バンドを見ながらビールを3杯くらい飲んで帰ったけど、どのライブも見ていて面白くて、なんかやる気が出たような気がする。世間的にもいろいろあったタイミングでもあり、気を抜くと鬱々としてしまいそうだったが、元気になった。いやほんまに。

その場にいる人がみんなにこにこしているのがいい感じだった。ライブを見ている人や、なんかウロウロしている人、そのへんに座っている人やたばこをモクモク吸っている人、みんながにこにこしていた。たまにはこういう場に来て、にこにこすると精神にいい作用がありそう。

しかし、寮の祭とかそういう場って内輪ノリが強くて、外から訪れた人間にはその面白さがわからないことも多いと思うんだけど、吉田寮祭は全然そんな感じではなかった。内輪ノリではあるんだけど、来た人みんなを巻き込むパワーがあるというか、初めて来た人がなんとなくいても、こいつ誰…みたいにならない包容力があるというか(本当は思われていたかも)。子供とか犬とかがいたのもよかった。

学生の頃にも来れたらよかったんだけど、D大学に通っているとなぜか鴨川より東には足が向かないのだった。なんとなく気後れする部分もあったかもしれない。D大と京大、物理的な距離とは裏腹に、微妙な距離感があるよな。