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踊る!ディスコ室町のギター

最近のライブ(ボロフェスタ、銭湯)

感染状況も落ち着いてきたりで、ライブの予定が急に増えてきた。

ボロフェスタ


踊る!ディスコ室町としては3ヶ月ぶりのライブ。前のエントリに書いたように、憧れのバンドと同じステージに立つことができるのが嬉しくて、楽しみにしていた日だ。

自分たちの出番を待つあいだ、他のバンドやアイドル*1のステージを見ていると、おれたちもこれからここで演奏するんやな〜と思ってちょっと緊張した。だって自分たちの出番の直前が、ソウル・フラワー・ユニオン…。

ライブの記憶は正直あんまりない(久しぶりすぎて必死だった)けど、お客さんがみんなニコニコしていて、思い思いに踊ってくれているのが見えて嬉しかった。

borofesta.jp


何回もスタジオに入って準備しようが、会場まで何時間かけて辿り着こうが、ステージにいるのはだいたい30分くらい。そして演奏しているあいだ、特にステージにいるあいだは、時間の感覚がおかしくなる。
あっという間、とよく言うけど、本当にそんな感じだ。予め決まっている(曲順とかコード進行とか)ことを頭で整理しながら、他のメンバーの演奏やお客さんのノリに瞬間的に、必死で反応していると、いつのまにか最後の曲が終わっている。

こう書いてみると、人生もそんな感じかもな、とか考えてしまう(飛躍した)。


翌日は、ぐったりしたまま勤務(在宅)してから、銭湯にいって回復を図りました。



人参湯(豊橋市

今週は水曜日が祝日で、その日にもライブがあった。

こっちは最近ネギくん*2とやっている、「シュウタネギと愉快なクルー」でのライブ。

最近よく鴨川やらカフェやらでライブをやっていて、今回は豊橋の銭湯・人蔘湯でのイベントにお呼ばれした。

人蔘湯は、廃業した銭湯を改修して復活させたところ。森、道、市場に出店で参加したときに来たことがあった。


お風呂リバーブ(といっても、お湯が張られていないので自然なエコー)のなかで演奏するのは不思議な感じ。

車で遠出するのも久しぶりだったし、出演者もお客さんもいい感じにリラックスしている空間にいられて気分がほぐれた。



そういえばボロフェスタの翌日は、くるりYouTubeチャンネルを眺めたりしていて、そのなかで岸田さん*3が言っていることが印象的だった。


「(パンデミック以降の音楽が)一般の市民ともっと距離が近く、生活に根ざして、商売じゃないもの、シェアするみたいな風にはなっていくんちゃうかなあと思って」


このトークは2020年4月のものだけど、「愉快なクルー」みたいな活動は、ある意味で1年前のこういった考えに対するアンサーにもなり得るような気がしている。



でかいフェスみたいな場だってもちろん残って欲しいけど、たとえば鴨川とか銭湯で、その日に集まれる仲間でライブができるような、そういう機会が増えていくのは、めちゃ楽しいことやと感じる。鴨川で練習していると、毎回たまたま居合わせた人に声をかけてもらったり拍手をもらったりするし、もし自分がクルーのメンバーじゃなかったとしても、ネギくんみたいな人が鴨川で歌っていたら、それに遭遇したい。京都はそういう街であってほしい(勝手ながら)。

ライブハウスは非日常を提供してきたわけやけど、もっと日常に近いところにも音楽があっていいと思うから(どっちもあって欲しい)。

*1:でんぱ組やBiSが出演していて、楽屋フロアですれ違ったりするとめっちゃ爽やかに挨拶してくれるので恐縮した

*2:ネギくんはちょっと前までバレーボウイズというイケてるバンドをやっていた人で、今はWANG GUNG BANDというイケイケなバンドで歌っている

*3:共演したしサン付けでも変じゃないよね