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踊る!ディスコ室町のギター

つながってると思う瞬間があって

今週末、31日(日)に行われる『ボロフェスタ2021』に出演する。

めちゃ豪華なメンバーのなかに自分のバンドも入っていて、特にくるりと出演順が前後になったことには思うところがある。

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なんでバンドやってるの?と聞かれることがある。

さすがに最近は少なくなったけど、大学を卒業するタイミングなんかは本当にしょっちゅう聞かれた。だいたいは「それで稼げるのか」みたいなことに興味がある(心配してくれている)ことが多いように思う。

基本的には、ほっとけ!と思う質問だけど、まあ大人なので、ある程度相手を納得させないといけない。

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自分でも、なんでバンドを続けているんだろう、と思うことはときどきあって、しばらくは言葉にできなかった。

そんな時期に、映画『桐島、部活やめるってよ』をみた。
そのラストシーンで、なぜ映画を撮っているのか聞かれた主人公の前田(神木隆之介)がそれに答えるセリフを聞いて、これだ!!と思ったのだった。

おれたちが好きな映画と、今自分たちが撮ってる映画がつながってると思う瞬間があって」(桐島、部活やめるってよ


バンドをやっていると、まさに「自分の好きな音楽と、今自分のやっている音楽がつながってると思う瞬間」を感じることがある。

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バンドをやるのは、総合的には楽しいことだ。けど、やっぱり時間もお金もかかるもので、「このままやってて大丈夫か」と思うことが無いといえば嘘になる。

だけど幸運なことに自分には、「自分の好きな音楽と、今自分のやっている音楽がつながってると思う瞬間」がたまにやってくる。

それはCDがタワレコに並ぶことだったりフジロックのステージだったりして、今回はイベントの共演者だそうだ。

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何回見てもすごい並びだ

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親の趣味で、よく自宅やカーステでくるりの曲が流れていた。

楽器を演奏するようになると曲をコピーして演奏したりしたし、くるりが出演しているのを目当てに磔磔*1のドキュメンタリー番組を見て、京都の大学にいってバンドをやろう!と決意したりした。

大学生になってからは、何度もライブを見た。レコーディングのために入ったスタジオで、メンバーを目撃した。身近なバンドのことを岸田繁がツイートしていて、それをやっかんだりした。

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イベントのタイムテーブルをみると(実力や人気で肩を並べたとはいえないにしても)自分のやっているバンドとくるりが同じ直線上に存在していることは、紛れもない事実なんだと実感できる。

そういう思えることが嬉しくて、バンドをやっているんじゃないかと思う。

もちろんそれがモチベーションの全てではないけど、そういうタイミングに嬉しい気持ちになってもいいやんね。

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今週末、そのライブがある。

まだチケット間に合う!ので、目撃しにきてください!

borofesta.jp

*1:京都のライブハウス