緊急事態宣言下のゴールデンウィーク、大阪に住んでいる彼女が本を読みたいと言うので何冊かピックアップして送ると、お返しに!と本を送り返してくれた。
レターパックを開封してみると、なにやら本以外のものも入っている…と思ったが、よく見ると城崎の出版レーベル「本と温泉」が出している”温泉文学”だ。
「城の崎にて」は国語の教科書で読んで以来だったけど、こんなに短かったのか。カリエス、フェータル、ヤモリ・・・という単語をみると、藁半紙に印刷された中間試験を思い出す。
国語の先生がどういう解説をしていたのかは忘れてしまったけど、「注釈」を読んでみると、あー先生もそういうこと言ってたような…ということが結構ある。当時はとにかく退屈に思っていたがもう少し真面目に聞くべきだったのかもと反省した。
直近でエッセイばかり読んでいたせいで勝手に随筆かと思い込んでいて、特に「城崎裁判」はしっかり万城目ワールドになっていくので混乱して笑ってしまった。
もう何年もカニ食ってない気がする。
今年の冬は温泉旅行にいこう。