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踊る!ディスコ室町のギター

4月14日 大文字山がよく見えた

◯4月14日

ついに自分にも在宅勤務が適用された。

勤務先は普段ZOOM、SlackといったSNSでよく見るツールとは無縁で、 自社サーバーへ外部からアクセスすることもできない。が、社長をはじめとする経営幹部に危機意識が(やっと)芽生えたのか、急激に在宅勤務の機運が高まったのであった。

 

 

最近はこれ以上寝てるとほんまに間に合わん!という限界まで寝ていることが多いのだが、在宅勤務だとさらに調子に乗ってしまい、始業時間ギリギリまで寝てしまう(いちおう始業時間にはPCを起動した)。

仕事は当然ながら捗らない。勉強机で受験勉強をすることすら難しかったのに、一人暮らしの8畳1Kで不要不急の事務仕事をこなすことは困難を極める。お茶を淹れすぎるし飲みすぎる。

 

フトンがあるとすぐ横になってしまいそうで、カバーを洗濯してベランダに干しておこうと思うが、風が強すぎるのでうまく干せない。何度か強風で吹っ飛ばされそうになるのをおさえにベランダに出る。風が強いので霞が少なく、大文字山の「大」がよく見えた。

しばらくベランダから山を眺めてぼんやりしていると、昨日まで会社でどうやって過ごしていたのか忘れてしまったような気持ちになる。窓も全部閉め切って、いつ夜になったかわからず、換気も(この頃は流石にしているけど)十分でないオフィスで、ちゃんと呼吸ができていたのだろうか。物語ならこういうときにサッサと辞表を提出したりして、貧乏生活やけどバンド頑張るか~みたいな展開になるんだろうが、あいにくそういう思い切った行動は得意でない。しばらくはだましだまし働くことになりそうである。

 

平日の昼間に自分の部屋にいると、新卒1年目の夏に毎日営業をサボって自分の部屋に寝に帰っていたことを思い出す。飛び込みで新規の客取ってこい!とだけ言われて放り出されていて、1ヶ月でかろうじて1つだけ注文が取れたあとは毎日営業いってきます!と言ってはアパートに帰っていたのだった。

始めは喫茶店で休憩するよりは気楽やしお金もかからんし、くらいの気持ちだったが、だんだん家で過ごす時間が長くなって、毎日胃を痛めながら嘘の日報をこしらえたりして、結局は不健康だった。

その後、家でサボっている間に見つけた求人で今の会社に転職した。入社したとき、この会社では営業じゃないから家には帰られへんな、と思ったような気がするが、こうやってまた平日を自宅で過ごすことになり不思議な気持ちだ(いちおう今回は家でも仕事はしているけど)。

 

 

自分の部署は在宅でできるようなできないような微妙な仕事をしているので、とりあえず1日試してみようか、くらいの流れで今日の在宅勤務が決まっていたのだが、いつの間にか在宅勤務日について部署内でシフトが組まれたようで、明日も在宅で勤務することになった。とりあえず明日もいい天気で今日より気温も上がるようなので、洗濯は捗りそうである。

 

最近はSNSとかを見過ぎてうっとおしい気持ちになり、本当に疲れてしまう。友達と会って話がしたい。