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踊る!ディスコ室町のギター

北海道日記1

先週末はライブをするために北海道に行っていた。高校の修学旅行で富良野に行ったり、去年はゲルをたてるために浦河に行ったりしていたけど、札幌をウロウロしたのは初めてかもしれない。心理的な距離はだいぶ縮まったのでまた気軽に行きたい。


2024/03/22

  • 昼まで仕事をしてから神戸空港へ。 保安検査通過後に時間があったのでクレジットカードの特典で使えるラウンジに入ってみたところ、ドヤ顔のおじさんおばさんしかいなくて、なんかバイブスがよくなかった。
  • 往路の飛行機はエアドゥ。いつもピーチとかジェットスターばっかり乗っているのでサービスが手厚くて恐縮する。飛行機でギターを預けるのも初めてだったけど、わざわざ専用の箱に入れてくれて丁寧だった。機内提供の昆布だしスープがうまかった。
  • ススキノのジンギスカン屋でメンバーと合流。肉厚の羊がうまかった。先に到着していた別のメンバーたちのインスタを見ると薄切りの肉を焼いていて、それを見ながら「えらいお上品やな」「食べやすそうなお肉ですなあ」などと煽るノリが発生。あとで全員集合したときにも直接言ってしまって、北海道にいるあいだずっと煽りあうことになってしまった。
エアドゥの昆布スープ、うまみ成分だけを飲んでいるような異常な体験(帰りに買った)
ギターは箱にいれて運んでくれて親切

2024/03/23

  • 昼間スタジオで2時間練習したあと、リハーサルまでの合間に昼食へ。油そばスープカレー・寿司チームに分かれることになり寿司チームとして店を探すが、3店舗くらい行って全部満席で入れなかった。気落ちしたままライブハウスに向かうと、スープカレーチームも同じく食べられなかったらしい。それをLINEで知った油そばチーム(満腹)は煽る気満々で帰ってきたが、みんなあまりにも暗い顔をしているのでなんも言えなかったとのこと。
  • スーパーのパック寿司を見つけて食べてみたらめちゃくちゃうまい。みんな回復した。ネタもうまいし、ご飯もふわふわだった。フレスコ(京都のスーパー)のパック寿司ってご飯がカチカチになってません?
  • テレビ塔の前でメンバー・サポートメンバーのみんなと記念撮影。3月下旬だが雪がけっこう残っている。韓国人らしき観光客カップルが写真を撮りあっていて、撮ってあげましょうか〜とかいえればよかったのだが全然目が合わなくてタイミングをつかめなかった。あとで思うと、こっちは男ばっかり9人でゲラゲラ笑ったりしていたので、むしろ避けられていたのだと思う。反省した。
  • ライブは盛り上がって無事に終了。北海道出身のドラマーの友達がたくさん見に来てくれていて、いい雰囲気だった。対バンもみんなかっこよかった。喃語(というバンド)また見たい。
  • 打ち上げまでのあいだ、宿に機材を持ち帰るために車を借りて往復する。メンバーのナビに従って角を曲がると同じ車線の前方から車がやってきていて、一方通行の道を逆走していたのだった。札幌の中心部は京都みたいな碁盤の目になっているが、3車線くらいある道でも一方通行だったりする。なんで?
  • 結局店のラストオーダーに間に合わず、宿に戻って飲む。居酒屋からテイクアウトしてきてもらったポテトがうまくて(甘い!)、さすが北海道だった。
ガチガチすぎる駐車場

いいライブ日記

  • 土曜日は東京でライブがあって渋谷へ。めっちゃいいライブをしたのはよかったが、36時間パックで借りたハイエースを往復15時間くらい運転したので日曜月曜とぐったりしていた。今回やけにロングドライブできるな〜と思って運転ロボ化していたところ、帰ってきたら自分がガス欠になっていたのだった。疲れすぎて連続でコタツに入ったまま寝落ちしてしまい頭も体もバキバキになったが、昨日からミカンを食べまくることでビタミンを補給して、ようやく脳みそがはたらくようになってきた。
  • 渋谷の街は、なんというかこれでいいのかという感じになっている気がしたが、リハーサルの前に松濤の公園*1に行った帰りに寄ったお蕎麦屋さんがよかった。*2そばも安くてうまいし、昔からここで営業しているのか、おばちゃんも上品でフレンドリー。並びのコーヒー屋さんも雰囲気よさげだったし、渋谷に来たらとりあえず落ち着いたエリアに逃げるといいのか。
  • ライブは我ながらよかったと思う。本番前の前室でモチヅキさんが「遠征のときは毎回いいライブができる気がしていたけど、本番前に一緒にいる時間が長いからかもね」と言っていて、たしかにそうかもな〜と思った。練習もたくさんしたしな。お客さんも喜んでくれて、懐かしい人にも新しい人にもたくさん会えて嬉しかった。
  • 渋谷LUSHのお客さんからは、かなりのやる気を感じた。生演奏って客席のムードからかなりの影響を受けるものだから、お客さんにやる気があると助かる。発生するコミュニケーションがよいものになる。お客さんにとっても得、演者にとっても得である。*3
  • こういういいコミュニケーションがあるライブって、キャパ200人くらいまでのハコじゃないとできないような気がする。もちろん1000人入るホールや1万人入るドームでもいいライブはあるんだけど、そういうデカ箱のライブやコンサートって「生で見た!」っていう神の実在を確認したことの感動はあっても、やっぱりどうしてもコミュニケーションがアバウトになる。それでいうと今NewJeansのライブを見てみたい気持ちがあるが、おれは「生で見た!」以外の感動も受け取りたいので、できれば100人くらいのハコでみたい。ミンジいいぞー! とかって野次りたい。だめか。
  • その点、われわれのライブはだいたい200人以下のハコでやっているので安心である。お客さん全員のエネルギーを1件ずつ確認しながらライブをしています。次は1月28日に大阪でやる。関西のみんな集まってくれ!

*1:映画『PERFECT DAYS』に出てきた隈研吾デザインのトイレを見にいった。オシャレなのかもしれんが、だからなんなんだと思った

*2:春木屋さん

*3:もちろん演者はお客さんのやる気を引き出せるようにがんばっている!

プロ根性

きのう朝からずっと頭が重い感じでボヤボヤしていて、そのまま昼まで働いてまだグッタリしていた。
夜はライブがあったので大阪に向かったもののまだボーッとしていて、このまま演奏するのはマズイ、しんどいな〜〜と思っていたんだけど、転換のためにステージに上がったらその瞬間にシューッと頭がクリアになって、テンションも上がってきた。それで無事に出番も終えられました。

10年くらいバンドをやってきて初めての体験だったので自分のことながら不思議で、これはプロ根性ってやつかもしれんと思って勝手に興奮していた。

一般的にプロ根性というと、どんだけしんどくても歯を食いしばって笑顔を見せる! とかそういうことだと思うけど、自分の場合はカチッと体調が切り替わったので、なんというか、便利やなと思った。どっちかというと、コーナンとかワークマンで使われているようなプロ概念を想像する。便利の意味で使われているプロってある気がする。

毎朝シュッと頭がクリアになったらええなと思う。仕事をバンバンやりますよ!! って大声で叫んだりしたらクリアになるかもしれない。

夜行バス緊張した・新幹線速すぎる

songdelay.hatenablog.com

続きです。

往路(夜行バス)

23:30 祇園四条着。45分発車予定のバスはまだ来ていないけど、すでに10人くらいがバスを待っている。外国人グループ(元々知り合いなのか、今知り合ったのかはわからない)が盛り上がっていた。自分はというと、これからの8時間に対する不安と同時に、一日の終わりが訪れないことに対する厳しさもかなり感じる。仕事が終わってご飯たべて風呂に入って、布団に入らずバスに乗るのってかなり厳しい。

23:35 ベストを着た女性の誘導員らしき人が現れて、待っている全員に声をかけている。この人はこの時間のみ働いているんだろうか。そんなわけないか。とにかく大変そう。

23:50 出発。隣に誰も来ない!ラッキー!! 楽器はトランクに積んでもらった(「壊れても補償できかねますよ!」)けど、ここに置けたやん。

23:55 前の席の人がノートPC持参、めちゃくちゃ飯食ったり缶の飲料を開けたりしていてすごい。嫌味ではなくて、自分の姿勢を貫いていることに関心する。

0:05 ↑の状況を友人にLINEしていたところ、油断してスマホを座席の隙間に落としてゲキ焦りする。有線イヤホンを挿していたのでなんとか救出。

0:10 第一休憩ポイント、大津SA。こっからはもう寝ますよ私は。

1:30 と言ってみたけど、寝れねー。Google mapをみたら、バスは四日市のあたりを走っているらしい。

3:00 浜松SA。ちょっとウトウトした。久しぶりにiPhoneに付属してたイヤホンで音楽を聴くと、ずいぶん久しぶりに感じる音の質感があるような気がする。中音域がガンガンくる感じ。
 
6:10 海老名SA。やっと寝れたと思ったらもう明るくなっちゃうのがバスだな

7:40 「あと10分で到着」のアナウンスで起きる。けっこう寝れたような気もするし、そうでもない気もする。受けたダメージがわからない。でも少なくとも、自分で全部運転するよりは体力の消耗は少なそう。膝が痛い。

7:50 バスタ新宿着。雨。

復路(新幹線自由席)

21:01 東京駅 発。

23:14 京都駅 着。

雑感

  • 半年ぶり? の東京。いつもは夜中にライブが終わったらそのまま夜走りで帰るけど、今回はライブが昼間にあって、夕方からは知り合いとご飯を食べに行ったりできた。
    • 一緒にモンゴルに行った人とモンゴル料理屋さんに行った。東京にはいろんな国の料理屋さんがあるな
  • ライブ会場の近くでやっていた tettouさんの展示も見に行けてよかった。東京ではいろんな人の展示をやっているな
      • 破壊したレンズ(サーキット・ベンディング!)で撮影したという橋本 麦さんの作品がよかった。
  • 東京、たまにはライブとか関係なく、1週間くらい滞在していろんな人と会ったり気になる店に行ったりしてみたい。
    • これずっと言っている気がする。そろそろ実行しないと、おじいさんになってしまうかも。
  • ライターとして記事を発表しはじめてから知り合った人たちって、だいたい東京にいる気がする。
    • 関西在住者としては、インターネットって結局東京の人たちのものか、と思う気持ちもあるけど、東京でそういう人たちと会ったら会ったで嬉しくなる。両立する気持ち。
      • たまには東京から京都に会いに来てほしい。
  • バスが着いてからリハーサルまでの時間でシャワーでも浴びたい+ちょっと横になりたいと思ってネットカフェに行ったら、2時間で2000円弱かかって、東京は厳しいと思った。
    • だれか友達の家とかに押しかけて2000円払ったほうが楽しいかも。そういうとき来てもいいよっていう友人各位はご連絡くださいませ。
  • 夜行バスなんとか大丈夫だった
    • となりが空席だったのでなんとか大丈夫だった感じがする。しかし基本的には乗りたくない乗り物であることに変わりはない。
  • 夜行バスの不安感はもちろんだけど、久しぶりに乗った新幹線も速すぎてこわかった。高速で移動するとき、死の確率が高まっている感触がある。
    • 近いことをブログに書いている方を見つけて、うんうんと頷きました。
      • 2022/10/15 3:56 - 明朝
      • 私はタクシーとか夜行バスでも、ちゃんとシートベルトを締めるようにしている
    • しかしちょっと前まで幡ヶ谷のモンゴル料理屋さんにいたかと思えば24時には自宅にいたので、280km/h で走る新幹線の威力を感じた。
      • 「光の速さで行きます!」みたいな誇張ギャグがあるが、実はより速いものとして「のぞみの速さ」がある、と言っていたのは水野しずだったっけ。使っていきたい。のぞみはひかりより速い。
  • 最終の新幹線は指定席がパンパンになっていて、これもしかして自由席も席ないのでは、という感じだったけど、ちょっと早めたらガラガラだった。
    • 人はみな終電まで東京を満喫しようとしている

夜行バス緊張する

久しぶりに夜行バスに乗る。明日の晩に出発して、あさっての朝に新宿に着く。バスタ新宿というやつだ。バスタ新宿に着くバスは初めて乗る気がする。そのまま下北沢に移動してライブをします。

前回夜行バスに乗ったのはたぶん2016年の夏。新しく出すCDを売り込むため、2泊3日で東京じゅうのタワーレコードとかHMVヴィレッジヴァンガードをまわった。ちょっと前から各店舗に電話してはアポイントを取り付けて(「京都の踊る!ディスコ室町というバンドの者なんですが、インディーズのご担当者様はいらっしゃいますか?」)、エクセルで行程表にまとめ、そのスケジュールに沿って山手線とかそういうやつに乗って移動した。

今にして思えば、完全に営業マンの行動そのものだ。次の年には就職先で「営業向いてなかった!」とか思うのだけど、そのときはまだ学生で、わけもわからずとにかく気合で行動していた。押忍。

ただ、やっぱり気合で動きつつも、これ向いてねえと感じていたのだと思う。夜行バスに乗り込む当日の夜、なんか痒いなーと思っていたらヒザからフトモモのあたりがどんどん赤くなってきた。これジンマシンってやつ! と理解するまで時間はかからなかった。体は正直。しかし気合で行動しているし資金も乏しいので、冷静な判断力はない。明日あらためて新幹線で行こう、とかそういう発想にはならず、そのまま京都駅に行ってバスに乗った。

かゆくて眠れないまま東京に到着。しかしそれまでジンマシンなんかでたこともなかったし、どうしたらいいのかもよくわらかない。よくわからんけど汗も流したいので銭湯に向かった。検索すると御徒町の燕湯というところが朝営業していたのだ。今調べたら御徒町駅から徒歩4分と出ているが、なんか20分くらい歩いてたどり着いた気がする。電車賃をケチったのかも。

それで風呂に入ってみるとめちゃくちゃ熱い。男湯には自分の他におじさんが2人いたけど、ふたりともお湯に浸からず、湯船の縁のあたりに座っていた。ふたりとも立派な和彫がまぶしかったぜ。自分は肩まで浸かってみた。気合。あとで調べるとジンマシンが出ているときは風呂に入らないほうがいいらしい。悪化するから。風呂から上がると、赤の面積がお腹のあたりまで広がっている。

そのあとのことはあんまり覚えていないけど、とにかく予定していた店舗は全部まわった記録がある。フジロックの出演が決まったりしていたタイミングだったので、ヤッタルゼ!みたいな気持ちもあったんだと思う。気合。でも体は痒かったので、翌日は泊まっていた阿佐ヶ谷の皮膚科に行った。抗ヒスタミン薬。効きました。医学ってすごい。


えっと、なんでこんなことを急に書いたのかというと、今回も体に赤い部分があるからですね。

先週から背中が痒くて、なんやろなーと思って皮膚科にいったら、確定診断は出せないけど帯状疱疹かもしれません、という話だった。体内に潜伏していた水ぼうそうウイルスが、なんらかのストレスで暴れだすというやつ。ウイルスさんお久しぶりです、四半世紀ぶりですが元気そうですね。今回も薬が出た。抗ウイルス薬・バラシクロビル(名前いかつい)!

イタ痒いのと、一緒に飲んでるロキソニン+胃を保護する薬でなんか眠いのとで、最近はボヤボヤ過ごしている。バスで悪化しないといいなー。でもライブはばっちりやるので安心してください。気合ですね。下北沢にてお待ちしております(昼公演)!

最近の言葉

執筆する時間帯として理想的なのは、朝起きてから3時間まで。前日の飲酒はなし!
(サバイバル登山家・服部文祥氏)

10月10日、「国際芸術祭あいち 2022」(「あいちトリエンナーレ」が名称変更したものですね)に登山家の服部文祥と石川竜一が選ばれていて、以前から服部氏の著作に関心があったので最終日に見に行った。会場ではトークショーがあって、質疑応答の時間もたっぷり取られたので私も質問できた。引用したのは、山行記はどんなタイミングで書いてますか、と質問した際の服部さんの回答。

ちょうど原稿作業の真っ最中だったので、これを聞いてからは毎日朝早く起きて、パソコンを立ち上げるようになった。頭がすっきりしていて、原稿もはかどる気がする。早起きして原稿とか、村上春樹になっちゃうよ……とか、過去にはおどけてみたこともあったけど、考えてみれば朝に頭が冴えているのは当たり前のことで、自分が知らないだけでみんな朝早くから文章を書いたりしているのかもしれない。夜に作業すると、なんやかんやツイッター見てしまう。その点、朝はツイッターやってる人が少ないのもいい(?)。

服部氏はイメージどおりの人で、いつも読んでます!とか言っても「あ、そっすか」くらいの返事だし、『サバイバル登山家』にサインをお願いするときに名前を伝えると「この字ってそんな読み方あんのォ!」とか言っててよかった。

個人的には、トークのなかで「いろいろ山行記とか書いてきたけど、自分の代表作は『息子と狩猟に』という小説です」と言い切っているのも嬉しかった。自分が氏の文章にハマったきっかけの作品だし、事実、その後読んだどの本よりも面白かったからだ。

モンゴルでの旅でお金を使った感触が強く残っていたので、常滑には在来線で行った。新幹線代をケチって片道3時間。読書が捗って、3冊読めた。駅の展示コーナーで買った地元作家による常滑焼きの湯呑も愛用しているし、なにより原稿がはかどるようになった。行ってよかったです(石川竜一の写真もよかった)。


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別の意味で「目覚めて」しまったような言葉選びで少し心配です。
デイリーポータルZ編集部・石川さん)

デイリーの記事「さいきん初めてやったことエピソード集」に投稿した私のエピソードに対する、石川さんのコメント。

自分が自発的にランニングするようになるって、数年前までの自分は本当に信じないと思う。けど最近けっこう走ってるんですよ。今日も6キロ走ったし。

最初の動機は、モンゴル行きやワンマンライブがあるから体力づくりするぞ! みたいなことで、その後メルカリのメディアで安藤さんが書いていた記事の影響もあった。「ジョギングは始めた年齢で加齢が止まると言われています」って言ってる。ほんまかいな、と思いつつ、この記事で推奨されているとおりにマラソン大会の参加賞Tシャツを買った。徳島マラソン2019。私の加齢は28歳で止まりました。

記事はこちらから読めます。よかったらどうぞ!
dailyportalz.jp
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働きすぎてはいけない
出町柳の古本屋)

間違えていて笑ったけど、真実ではある。


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しし座のあんたは、表舞台に立つ人間や。(さっきライブ出演してたんですけどね、ギター弾いてました。)いや、もっと真ん中のほうや!
(ライブの物販で、ちょっと酔っ払ってるお客さん)

16日、木屋町のアバンギルドでネギクルーのライブをやったあと、物販ブースでお客さんからかけられた言葉。

ちょっと酔っ払った感じのお姉さんで、はじめは、わたし占いやってるんですけどね、とか言いながら、隣に座っていた別のバンドのスタッフに話しかけていたのが、急激にロックオンされて上述の言葉をいただきました。

私は死ぬまでしし座をやることになっているので、もうちょい真ん中でなにかできるようにがんばりますね。


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お兄さん、私が水でもなんでもおごるから、安心して!
木屋町の泥酔女性)

同日、アバンギルドを出たところで泥酔女性に腕を掴まれたときに言われた言葉。こわい。水はおごってほしいけど、なにに安心したらいいのかはよくわからない。すみません、帰るところなので……と冷静に言ったら離してくれた。

最近の木屋町、なんかギラギラした人しかいない気がする。不動産の営業さんみたいなツーブロックのみなさんと、あと座り込んでチューハイ飲んでる学生。前からこんなんでしたっけ。こわいです。


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ギターが歌っとる!
(ネギくん)

ライブ翌日、ネギクルーの曲を録音。ギター、歌うように弾きたいぜ! と思って10年、ネギくんにそう言ってもらえてうれしいぜ!

ギター録りはつつがなく終了。よっしゃ!


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すごすぎる!!!
(小学生、手持ち花火を見ながら)

近所に住む会社の人に誘ってもらって、鴨川で花火。子どもが熱狂していて最高だった。わたしも全ての記憶を消して、手持ち花火で熱狂したい。なんでも熱狂できるやつがえらい。



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自分のお腹を満たしただけなのに、めちゃくちゃ充実感ありますね
(焚き火の会の同行者)

21日、京都某所で焚き火の会。デイリーポータルZライターのこーだいさん・拙攻さんに誘っていただいて、平日午前から薪を燃やしまくった。

DPZライター、関東圏のみなさんはなんやかんや集まっている様子を見かけるけど、関西圏で集まることは珍しいような気がする。会話の端々に記事になりそうなネタが含まれていて、ずっと話していると脳がオーバーヒートしそうだった。たまに集まって、焚き火しながらブレストするといい記事がたくさんできるかもしれない。やりましょう。

上述の言葉は、同行した別の方の言葉。たしかに、自分たちのメシを用意して、あとは落ちている枝を拾って火に投げ入れていただけだったが、充実感があった。体を動かす仕事(と言っても薪を拾っただけ)はいい気持ち。

先月、モンゴルの草原では毎日ストーブを焚いていたのを恋しく思っていたところだったので、久しぶりに火を使えて満足しました。またやりたい。

ちなみに便宜上、焚き火の会と書いてみたけど、本当は別のミッションもあって、そっちは誰かが記事にしてくださると思う。あとツイッターではポリネシア文化研究会と称されていた。そうだったのか!


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日記を書いていると、毎日が同じことの繰り返しじゃないって気づけますよね
(小沼理さん・トークショー「日記はアクティビズムだ」で)

今日。KITAKAGAYA FLEA アジアブックマーケット、という大阪のイベントに行った。

自分のZINE(モンゴル武者修行ZINEです!)を置いてくださっているブースがあったので様子見がてら向かったところ、はてなブログで購読している「ヌマ日記」の小沼理さんがトークショーでいらしていた。そのときおっしゃっていた言葉。

日記はアクティビズムだ、と題されたトーク。普段から読んでいる日記の主がどんな思いで書いていたのか、みたいなところが紐解かれるようでドキドキした。誠実な人ですわ……という印象があった(えらそうにスミマセン!)。個人的には、日記を書くってどういうことなのか、みたいな部分をもう少し聞けたらよかったと思うものの、それを聞くのはわたしの仕事なのかもしれない。

トークが終わったあと、著書『1日が長いと感じられる日が、時々でもあるといい』(ブログに書かれていた日記が本になったのだ!)を購入しつつ、ご挨拶できた。名乗ってみたら、わたしのことも認識していただいていたようでありがたい。今後もブログ更新たのしみにしております。読んだらはてなスターをつけます。本も読みます。
numanikki.hatenablog.com

インディー書店「シカク」のブースでは、DPZライターのスズキナオさんともご挨拶できたり(ライターさんとよく会う週だ!)、モンゴルZINEを買ってくださった方が、立ち読みしておもしろすぎたので買いました! と言ってくださったりして光栄だった。本が売れるってめちゃくちゃ尊いことだけど、自分がつくった本を熱心に立ち読みされてしかも購入されていくのが目撃できて、めちゃ嬉しい。奇跡やわ。

そういえばイベントはというと、アジアブックマーケットといえどもモンゴル関連書籍はほとんど見つけられなかった。唯一、カザフ刺繍に関する本を発見して確保したくらい。台湾・インドが圧倒的に多くて、あと中国・韓国とか。モンゴル関連書籍の普及につとめたい。これもわたしの仕事かもしれない。

イベントは明日もあるので、時間がある方は行ってください。ちなみにモンゴルZINEは「馬馬虎虎」ブースで販売いただいています。「馬馬虎虎」の壇上さんともご挨拶できてよかった。

調子に乗って本を買い込んだりカレーを食ったりしていたら現金が尽きたので、明るいうちに撤退。京阪で読書をはかどらせつつ帰ってきて、鴨川沿いを6キロ走った(さっきも書いたな)。

買った本。


久しぶりに日記のような感じで書いてみると、けっこう刺激的なイベントをキャッチできているかもしれない。いい感じや。みんなでいい感じになろう。

明日もパチン!と目覚められたら、朝から何か書いてみようと思う。

バンドの10周年記念ZINEをつくりました

わたしのバンド「踊る!ディスコ室町」の10周年を記念しまして、オリジナルZINEを作りました!今週末のワンマンライブから物販に並びます(通販も同日発売)。

内容は、

  • メンバーへのインタビュー (×6人)
  • 10年間の全ライブを記録した年表
  • ディスコグラフィー
  • MV(ミュージックビデオ)紹介
  • 室町用語集

となっています。

室町用語集ってなんだ、って感じだと思うんですが、10年もバンドをやっているといろいろとジャーゴンというか、独自の用語みたいなものが生まれます。それを集めたものなんですが、ノリノリで増やしてたら1万字を軽く超える量になっていました。お世話になっている人たちや、ゆかりのある場所はもちろん、10年間に起きた事件などがよくわかるはずです。


メンバーインタビューからは、リーダー・ミキクワカドへのインタビューをWebで先行公開しています。自分たちにとっての「ファンク」ってなんだろう、と常々思ってきましたが、このインタビューをしているときに、かなり腑に落ちるものがありました。そういうインタビューです。就活中の夜行バスでバンドやりたいと思ってた話もエモい。ちなみに聞き手は私。

odm-10th-anniversary-zine.tumblr.com



原稿を書いたり編集作業をしていて思ったのは、やっぱりなんだかんだ、おもしろいから続けてきたんだな、ということです。

学生じゃなくなったときには、このままバンド続けていいんだろうか……とか思ったものですが、なんやかんやで続けてしまう魅力があるから続けてきたし、ラッキーなことに続けられる状況にありました。または、そういう状況を選択してきたともいえる。

昔からバンドを見てくれている人向けの内容ではありますが、そういう「楽しいから続けてきた」みたいなところは、知らない人が読んでも伝わるのではないかと思っています。



それにしても、印刷物を作るって大変ですね〜〜。普段Webで記事を書いていると、とりあえず公開して最悪あとで修正してしまおうみたいなところもありますが(ないです!)、とにかく内容が修正できないプレッシャーは独特ですね。校了直前は夜を徹して作業にあたりました…。

あとは縦書きに組んだときに半角英数が全部横向きになっちゃったりして。全角数字ってなんのためにあるんだ!と思ってましたが、縦書きで使うのか〜とか今更ながら納得しました。


なんやかんやありましたが、完成したので嬉しいです。インディーのバンドが自主制作した冊子としては、相当クオリティの高いものになったんではないか。

というわけで、みなさまぜひ手に取ってみてください!

ライブにも来てね〜

odorudisco.thebase.in